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COP23/ CMP13 / CMA1-2 ボン会議(2017/11/6~18)


2017年11月6日から17日まで、ドイツのボンで国連気候変動枠組条約第23回締約国会議(COP23)が開催されました。

COP23閉幕に寄せたプレスリリース(2017/11/18)

COP23:パリ協定のルール完成へ向け、交渉一歩前進
~タラノア対話で各国の行動引き上げ議論が始まる~

11月18日明け方(現地時間)、ドイツのボンで開催されていたCOP23(気候変動枠組条約第23回締約国会議)が閉幕した。

今回は、フィジーが、初めて太平洋の島国として議長国を担った。COP23は、議長国に協力しようという雰囲気の中、全ての議題に合意し無事に閉幕した。会議では、タラノア対話の設計についての合意、パリ協定の実施指針に関する交渉の土台となる文書の作成、さらに、2020年までの行動の引き上げになどについて合意した。また、最後まで難航した途上国への支援に関しては、京都議定書に位置付けられている適応基金をパリ協定に位置づけることや、資金拠出の計画についてより予測可能な情報提供のあり方をCOPで検討することで合意した。これらの合意をもって、COP23は予定された作業を終え、成功裏に終わったと言える。

しかし、今回の合意は、いよいよ本格的な仕事に取りかかるための土台とプロセスを作ったに過ぎない。実施指針に関しては、多数の困難な論点について、異なる主張から一つの合意を作り上げるためにすぐにでも交渉にかからなければ、決して間に合わない作業量だ。また、2018年1月から始まるタラノア対話によって、それぞれの国が、パリ協定が求める大幅な排出削減の実現に向けて、行動を引き上げていくことが求められる。当然日本も、2020年までの自国の行動と途上国支援を拡大させ、また2030年目標と支援も引き上げていく準備を始めなければならない。

また、ここボンでは、トランプ政権の影は薄く、米国内でパリ協定を支持し、自ら行動するムーブメントが急拡大している。また、27の国や地域による「脱石炭へ向けたグローバル連盟」が発足し、政治的にも脱炭素化への動きは加速している。日本はこうしたイニシアティブにおいてもほとんど存在感がなかった。さらに、トランプ政権のそれとほぼ重なる日本のエネルギー政策、なかでも国内外での石炭推進方針はここCOPでも厳しく批判され、世界の動きから取り残されている。

「気候変動対策と経済との調和」の時代は終わり、気候変動対策こそが、21世紀経済の基軸となって動き始めている。それこそが、採択20周年を迎える京都議定書の成果といえよう。日本政府は、今後、地球温暖化対策計画と一体的にエネルギー基本計画を改め、石炭や原発から再生可能エネルギーへの大胆なシフトを実現しなければならない。このままでは、日本は本当に、置いてきぼりになるだろう。トランプ政権の対応は日本が対策を怠る口実にはならない。日本は、脱炭素化への舵を切り、具体的行動をより大胆に取っていくべき時だ。

【プレスリリース】COP23:パリ協定のルール完成へ向け、交渉一歩前進 ~タラノア対話で各国の行動引き上げ議論が始まる~(2017/11/18)

 

会議場通信Kiko COP23/ CMP13/ CMA1-2

温暖化問題の国際交渉の状況を伝えるための会期内、会場からの通信を発表しています。

 

会議場通信 Kiko COP23 CMP13 CMA1-2 No.4(2017年11月17日発行)

  • パリ協定の仕上げへ、一歩前進。目標引き上げへの対話が始まる
    • 中川大臣の演説は?
  • Pre2020:日本への重たい宿題
  • 「サヨナラ石炭!」石炭支援をやめて、気候大災害を防ごう
  • 脱石炭へGO!!27の国と都市が宣言発表!
  • 世界各国の気候変動対策評価ランキング:日本は50位。今年も最下位グループ

会議場通信 Kiko COP23 CMP13 CMA1-2 No.3(2017年11月14日発行)

  • 中川環境大臣、ようこそパシフィックCOPへ
  • 輝け!~グローバル・ストックテークにおける衡平性の視点(11/10 eco抄訳)
  • いまさら聞けない?COP23お助け用語集
  • NGOにとっては小さな一歩だが、プロセスにとっては大きな飛躍だ (11/9 eco抄訳)
  • 祝!日本の大学初!千葉商科大学が「自然エネルギー100%大学」を宣言!

会議場通信 Kiko COP23 CMP13 CMA1-2 No.2(2017年11月10日発行)

  • COP23 でも「ストップ石炭!」パリ協定に逆行し石炭支援を続ける日本
    • 日本の途上国向け石炭支援に抗議するアクション
    • 原発と石炭が優先事項!?日本、「本日の化石賞」受賞
    • パリ協定に逆行しているのは誰?石炭企業データベース更新
  • パリ協定のルールブックづくり:粛々と進められる議論
  • 定着する評価:環境後進国“日本”
  • UNEP の排出ギャップ報告「排出削減努力の引き上げ」を強調(11/8 eco 抄訳)

会議場通信 Kiko COP23 CMP13 CMA1-2 No.1(2017年11月8日発行)

  • COP23 ボン会議、開幕:議長国フィジーの采配に期待
    • COP23 開幕!加速する温暖化。対策強化にどうつなげるか?
    • パリ協定ルールブック、検討開始。どうなる促進的対話?
    • ボン旧市街で開催 2 万5000 人が参加:気候マーチのテーマは「気候正義:石炭を終わらせろ!」
  • ブラ!タラノア対話に向けて(11/6eco 抄訳)
  • WE ARE STILL IN~我々はそれでも留まる~(11/6eco 抄訳)
  • パシフィックCOP!太平洋の気候戦士からのメッセージ(11/6eco 抄訳)

 

COP24ボン会議の話題

11/9(木)日本、石炭推進のため「本日の化石賞」を受賞

日本、「本日の化石賞」を受賞 (Photo: Yumi Sato)

 

11/4(土)ドイツで脱石炭を求める大規模な気候マーチ開催


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