「温暖化防止教育」タグアーカイブ

エコ工作:ソーラークッカーや鍋カバーを作ってみよう!

このページでは、いろいろなエコ工作を紹介していきます。環境のことを考えて、ぜひチャレンジしてみよう!

エコ工作1:ソーラークッカーを作ってみよう!

太陽の反射熱だけで簡単な調理ができる、環境にやさしい調理器具!中国やインド、アフリカを中心に、電気やガスのない地域で50万個以上のソーラークッカーが使われています。1年間で3億5000万トンの木材が、ソーラークッカーを使うと燃やされずにすみます!

  • 準備するもの:大きめの段ボールを2箱くらい、アルミホイル、カッターナイフ、セロハンテープ、ガムテープ

① 段ボールから、ソーラークッカーの部品を切り出していきます。

  • 底面のパネルAを1枚準備します。底の部分を黒く塗ります。

 

  • 側面のパネルBを4枚準備します。下から8㎝のところに切れ目を入れておきます。

  • 側面をつなげる部分、パネルCを4枚準備します。

  • 底部分のパネルDを4枚準備します。

② パネルB,C,D(パネルA以外)の片面にアルミホイルを貼り付けます。できるだけシワにならないように貼りつけていきましょう。

  • パネルB

  • パネルC

  • パネルD

※すべてのパーツが出来上がりました!

③アルミホイルを貼った面を内側にして、ソーラークッカーを組み立てていきます。

④パネルAを真ん中に置き、4方向にパネルBをガムテープでつけます。

⑤ パネルBを2枚立てて、その間にパネルCをつけます。残りも同じようにパネルBの間にパネルCをつけて全体をつなげます。

⑥ 残りも同じようにパネルBの間にパネルCをつけて全体をつなげます。

⑦ 底面の横にパネルDを置いて完成!

ソーラークッカーで調理してみよう!

・卵は外側は黒いカンに入れて、ラップをかぶせてソーラークッカーの底において温めよう!約1時間で蒸し焼き卵が出来上がり!

卵を外側が黒いカンに入れて、ラップをかぶせる
ソーラークッカーの底において温める
約1時間ででき上がり!

・イモもうすく切って黒いアルミホイルに包むと簡単に調理できる!

 

他にもこんなソーラークッカーがあるよ!

・お菓子の空き容器を再利用してソーラークッカーを作ってみよう!容器の側面に長方形を切り出し、ふたと底に穴を開けて、ソーセージをさした串を通せばでき上がり!

串とソーセージをソーラークッカーに通している様子

エコ工作2:鍋カバーを作ってみよう!

鍋の熱を逃さず、じっくり温める保温調理ができます!

  • 鍋カバーのデザイン図

 

  • 準備物:

    布2枚(64㎝×64㎝ ※縫い代は含まず。鍋の大きさにあわせて布の大きさは変えよう)、ひも40cm×4本(太いと結びやすいよ)、中綿

① 表にして、ふちの3辺を縫い合わせる。この時、4角の内側に合わせてひもをはさんで縫う。中表とは、2枚の布の表が内側にくるように重ねることだよ。縫うのは、手縫いでも、ミシンでもいいよ。

  • ひもを内側にはさみこむ

  • 3辺をぬいあわせる

② ①を外表にして、部(4か所)を縫う。(この時、綿は詰めない)外表とは、外側に布の表がでるように①の布をひっくり返すことだよ。最初に布にチャコペンで線をかいて縫うと、まっすぐ縫えるね。縫い目はなるべく細かいほうが、仕上がりがきれいだよ。

  • 【表面】外表にしたところ

  • 【裏面】角をぬっているところ。裏側は白い布を使っているよ。

③ 面ABCに綿をつめ、部を縫う。綿を多めに入れた方が、保温力が高くなるよ。

④ の3辺を縫い、面Dに綿をつめて、残りの1辺を縫う。

⑤ 面Eに綿をつめ、を縫う。

⑥ 面Fに綿をつめてを縫う

完成!

環境教育モデルスタンダード 地域展開~熊本県小国町~

こんにちは、京都事務所の広瀬です。

気候ネットワークでは、京都で実施している環境教育を他地域へ広げる取り組みをしています。今日はその活動を通して訪れた熊本県小国町の『こどもエコライフチャレンジ・おぐに』をご紹介します。

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身近な気候問題への危機感~気候ネットワークでのインターンを振り返って~

 はじめまして。2016年度8月から気候ネットワークの京都事務所でインターン活動をさせて頂いた侯暁と申します。短い間でしたが学ぶことが多く、とても有意義な参加となりました。

 以下では、未熟ながらもインターンの活動中に学んだこと、感じたことを書いていきたいと思います。

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あなたの一票をマレーシアの子供たちのために~ESD岡山アワード2016・グローバル賞~

京都事務所の桑田です

「ESD岡山アワード2016」グローバル賞のWEB投票が始まりました!気候ネットワークが協働で実施する「マレーシア・イスカンダル地域版こどもエコライフチャレンジ」が、ESD岡山アワード2016・グローバル賞の授賞候補事業の一つです!

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こどもエコライフチャレンジ~「ジョホールバルの歓喜」の地へ~

京都事務所の桑田です。京都でも、春眠が心地よい季節になりました。

こどもエコライフチャレンジ、イスカンダル・マレーシアへ!

マレーシア半島の南端に位置するジョホールバルを中心とするイスカンダル開発地域では、2013年から京都市で実施されてきた「こどもエコライフチャレンジ」を参考に、イスカンダル版こどもエコライフチャレンジが実施されてきました。2013年には23校、2014年には80校、そして2015年にはイスカンダル全ての小学校(226校)で実施されました。

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エコチャレ・サミット2015~京都からマレーシアへ広がる低炭素教育活動~

イスカンダル・マレーシアで進む低炭素社会づくりと低炭素教育

シンガポールの対岸、マレー半島の南端に位置するジョホールバルを中心とするイスカンダル・マレーシア開発地域は、経済成長著しい地域で、このままのペースで開発が進めば温室効果ガスの排出量は2025年には現在のおよそ3倍まで増加することが予測されていました。

 こうした中、日本ならびに現地の研究機関、行政機関等と協力しながら、2025年に当該地域の二酸化炭素排出量をなりゆきケースに比べて40%削減することを実現するための12の方策を含んだLow Carbon Society Blueprintの開発に取り組みました。

lcsblueprint

このBlueprintの重要な低炭素社会に向けた10のパイロットプロジェクトの一つとして、低炭素社会づくりのための環境教育を推進するために2005年から京都で実施されてきた「こどもエコライフチャレンジ」を参考に、イスカンダル版こどもエコライフチャレンジ・プロジェクトが実施されることになりました。

実施にあたっては、マレーシア工科大学、ジョホール州政府、イスカンダル地域開発庁社会開発局、気候ネットワーク、国立環境研究所を中心に検討を進め、その結果、2013年秋にはイスカンダル・マレーシアの23の小学校で実施され、その後2014年には80校、2015年は全ての小学校(226校)で実施されました。


イスカンダル・マレーシア版ワークブック

 また、2013年、2014年と最優秀校の児童と教員が、12月に日本を訪れ京都の小学生やこどもエコライフチャレンジ・メンバーとの交流を進めています。

10周年を記念した「エコチャレ・サミット2015」を開催!

 2005年から京都市で始まった環境教育プログラム「こどもエコライフチャレンジ」の取り組みは、10年目を迎えました。京都市立全小学校での実施から、岡山や兵庫、島根、滋賀などの地域にも広がりを見せています。また前述したように2013年からはマレーシア・イスカンダル地域でもこどもエコライフチャレンジプログラムがはじまり、2015年はイスカンダル地域の全小学校 223校で実施されています。


2015年度最優秀校のプレゼンの様子

 このように広がりを見せる低炭素教育の取り組みを更に推進するためには、各地域の経験交流とネットワーク化を進めることが大切です。そこでイスカンダル地域の最優秀校の児童たちの来日に合わせて、各地で低炭素教育に取り組む主体による場づくりとして「エコチャレ・サミット 2015」を、2015年12月18日に開催することになりました。

 イスカンダル地域のエコライフチャレンジ最優秀校ならびに、京都市立小学校児童による発表の他、これまでの10 年を振り返るディスカッションを行います。是非この機会に奮ってご参加ください。

イベントの詳細はこちらからご覧ください!
http://www.kikonet.org/event/2015-12-18

Sending “living messages” to the futureー未来のために今できること

はじめまして、気候ネットワークでインターンをさせていただいているM.Kです。

気候ネットワークでインターンをしようと思った理由

大切なのは、環境問題の解決のための最初の一歩

私は、現在大学で環境学を履修しています。

環境学、というと実際にはどのようなことを学んでいるのか、という質問をよく聞かれるのですが、具体的には温暖化のメカニズムから、気象学、海洋学、また生態学などの幅広い分野を学んでいます。ですので、内容は基本的には科学的視点から見た環境問題です。

しかし、私は環境問題は経済的、また社会的に人々の日々の暮らしに深く関わりのあるものだと認識し、科学的根拠だけでなく、どうやって市民に今直面している問題について知ってもらうか、そしてどのようにして市民のひとりひとりが問題解決に向けて歩いていけるか、この最初の一歩がとても重要になってくると考えます。

環境学の理解を深め、問題解決のための市民活動を学びたい

今年の夏に向けてインターンを探しているときに、気候ネットワークでは、環境問題のひとつである気候変動について、地域に情報をもっと提供したり、こどもたちに温暖化についての教育を行ったりしていると知りました。そして、このような普段大学では体験できない新しい観点を通して、より深い環境学への理解と、現実的な問題解決に向けて地域レベルで市民がどのような活動をできるかを学びたいと思いました。

こどもエコライフチャレンジで学んだこと

今回のこの記事では、私が実際に体験させていただいたこどもエコライフチャレンジについて少しお話したいと思います。

温暖化防止教育のプログラム「こどもエコライフチャレンジ」

こどもエコライフチャレンジとは、気候ネットワークが京都市より委託を受けて行っている事業で、京都市立小学校の4〜6年生を対象とした、地球温暖化防止のための環境教育プログラムです。このプログラムは、2005年度より、京都市、京都青年会議所、気候ネットワークの協働事業としてスタートしました。その後、2007年度より京都市事業として実施されることになり、今では京都市立の全小学校で実施されているとても大きな取り組みです。

こどもエコライフチャレンジの学習会に参加

今回のインターンでは、私も何回かボランティアとして学習会に参加させていただきました。

そこでまず気づいたのは、こどもエコライフチャレンジには、こどもたちに温暖化のことをしっかり理解してもらうよう多々の工夫が凝らされていることです。例えば、「昨日テレビを見た人?」や「昨日水道の水を使った人?」などの、一見普通かと思うけれど温暖化に大きな影響を与えている日々の行動についての質問をプログラムの最初の方に投げかけることです。

温暖化防止教育事業「こどもエコライフチャレンジ」。こどもたちに問いかけ、答えを引き出す
温暖化防止教育事業「こどもエコライフチャレンジ」。こどもたちに問いかけ、答えを引き出す

このように、こどもたちの身の回りの生活と温暖化を関連付けることで、ひとりひとりが、温暖化に貢献しており、実際に自分たちの身に起きている重要な問題だということを認識してもらえると思いました。

また、後半は、「キュウリの旬はいつ?」や「クーラーの設定温度は?」などを含めたクイズを実施して、こどもたちに実際に自分自身でエコについて思考させたり、また、授業が終わったあとにもワークブックを配り、夏休みを通して自分の生活を見直してもらうなど、エコへの関心が短期的なものにならないよう、とても充実した、効果的なプログラムだと思いました。

そしてそう思ったのはわたしだけではありませんでした。学習会の最後にこどもたちに感想を発表してもらう際、多々のこどもたちが、「今までエコという言葉をきいたことがあったけど、なにかはよくわからなかったから、学べてよかった」や「これから今日学んだことを日々の生活に活かしていこうとおもった」など、とても前向きな思いを持って学習会を締めくくってくれました。そのようなこどもたちの声をきいて、地域レベルでコツコツと温暖化についての活動をしていくことの重要性をひしひしと感じました。

温暖化防止教育「こどもエコライフチャレンジ」学習会のおわりに感想をシェアするこども
温暖化防止教育「こどもエコライフチャレンジ」学習会のおわりに感想をシェアするこども

 

温暖化と私たちの生活はつながっている

今は、温暖化やエコといった言葉をよく耳にするけれど、実際に何が起こっているのか?温暖化といっても気温がどれくらい上昇しているのか?それは、実際に私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか?など、疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。温暖化対策については政府や企業の間ではなされているだけで、私たちにはあまり関係ないと考えている人も多いかと思います。

しかし、それは違います。私たちの毎日の生活だけでCO2はたくさん排出されており、ひとりひとりがそれを見直さない限り、そして社会のしくみを変えない限り、地球を守ることは極めて困難です。したがって、このような市民への教育プログラムを企画し、市民に現状と解決策を明確に、またわかりやすく伝える機会を持つというのは、これから温暖化対策を強化していくうえで必要不可欠だと考えます。

日本では、まだしっかりとした温暖化対策のプランがない状況です。だからこそ、このようにこどもたちに温暖化について知ってもらうことは極めて重要だと考えます。これから日本を担っていくこどもたちが、今の現状とこれからの解決策について考えることで、将来この地球を、日本はどうやって守っていくのかを考える機会をもっと設けなくてはと思いました。

巡り来るどの時代も、地球が健康的な形で守られサステイナブルな社会が築かれるように

このブログのタイトルである、”Sending living messages to the future”は、そんな思いから選んだ言葉です。

これは、Neil Postman(ニール・ポストマン)という作家が彼の本の文中にて用いたとても有名な言葉を省略化したものです。原文は”Children are the living messages we send to the future”です。

これを直訳すると、「こどもたちは私達が未来におくる生きたメッセージである」。巡り来るどの時代も、地球が健康的な形で守られサステイナブルな社会が築かれるように、メッセージ(こどもたち)を未来に送る。それが今を生きる私達の使命のひとつであると、このエコライフチャレンジを通して感じました。

また、こどもたちだけでなく、私自身も、これから環境学という分野に関連するどのような仕事に携わっていくかはまだ定かではありませんが、今回このこどもエコライフチャレンジを通して学んだことをしっかり胸に刻み、温暖化及び悪化する環境問題の防止に努めていきたいと思いました。

地域に根ざした団体との協働で、「おおだエコライフチャレンジ」を実施

こんにちは。京都事務所の近藤です。

京都発・温暖化防止教育プログラムを全国へ、世界へ

気候ネットワークは京都市との協働事業で暖化防止教育プログラム「こどもエコライフチャレンジ」事業を実施しています。京都市立の小学校を訪問し、総合的な学習の授業時間を使って学習会をしています。1回目の学習会では温暖化の仕組みや影響、生活との関わりとエコライフについて学びます。次に、夏休みや冬休みに家庭でエコライフを実践してもらいます。さらに休み明けに学校にて2回目の振り返りの学習をするという構成になっています。

京都市では10年前の2005年に1校からスタートしたのですが、徐々に実施校を増やし、2010年から京都市立全小学校まで広がりました。さらに近年では、他地域へと広がっています。各地で学習会を実施したいと考える団体に対して、京都で蓄積してきたノウハウを提供しながら地域に合ったプログラムの開発を支援しています。すでに、岡山県、滋賀県、兵庫県、マレーシア・イスカンダル開発地域で実施してきました。

 エコライフチャレンジ、次は島根県の大田市で

今回、実施することになった島根県大田市では、NPO法人緑と水の連絡会議がコーディネートしてくれています。水と緑の連絡会議は里山や草地のような二次的な自然環境の保全のために活動する団体です。木質資源の活用に関しても先駆的な取り組みをされていて、バイオマスチップボイラーの実証事業を手掛けています。また、島根県と市民団体が連携して行う森林教育事業「みーもスクール」を大田市で担っていて、小学校での授業の実績もあります。

今回は、「みーもスクール」でつながりがある、大田市立長久小学校の4年生18名と、仁摩小学校の4年生26名の子どもたちに1回目のエコライフチャレンジ学習会を実施しました。「みーもスクール」ではいつも森林や河川など、屋外での活動を行っているようですが、今回は特別プログラムとして取り入れていただきました。

大田市での実施とのことで、いつも京都で行っているプログラムをベースにアレンジを加えました。例えば、再生可能エネルギーについて、NPO法人水と緑の連絡会議が実施しているバイオマスエネルギーを紹介しました。二酸化炭素を固定して育った木を使ったエネルギーをつくる、という地元での取り組みを理解してもらえたかと思います。

学習会の中で、私は地球温暖化クイズの出題を担当しました。クイズでは答えを選んだ理由を子どもたちにインタビューをするのですが、多くの子どもたちが自分の言葉で意見を言ってくれました。

 子どもたちと一緒に、温暖化のない未来をつくる。

前日入りしたので問題はなかったのですが、岡山駅で特急に乗り遅れたり、学習会当日は大雨だったりと、ハプニングもありましたが、大田市の子どもたちは素直で、自由に発言してくれる児童が多く、充実した学習会になったと思います。次回は2回目の学習会でお会いすることになります。その時は、学習したことを実践して、取り組んだエコライフについて話してくれることを楽しみにしています。

今回のように、出向いてプログラムをお見せする形もあれば、各地での実施を見据えて、学習会の見学を受け入れたり、実施者向けの研修会を企画したりもしています。これからも、温暖化防止教育を実施したいと考える主体に対して支援を充実させていきたいと考えています。

学習会の中で地球の気温変化の予測を子どもたちに示すと、子どもたちから「未来のことだから、変えられるかもしれない!」というような発言が聞けることもあり、頼もしく感じます。これからも、より多くの子どもたちに自分たちの生活と温暖化とのつながりを知ってもらい、温暖化を防ぐにはどうしたらよいのかを考えるきっかけをつくっていきたいと思います。

こどもエコライフチャレンジの詳細

http://www.kikonet.org/local/education/children-eco-life-challenge

インターンが見た!NPOで働くことと、高い志を持つこと。

こんにちは。京都事務所インターン生の鈴木です。

損保ジャパン日本興亜環境財団のCSOラーニング制度を活用して、2014年の6月から気候ネットワークでインターン活動を行ってきました。3月末をもってインターン期間が終了になり、今回は約1年弱の活動を振り返っていきたいと思います。

1)COP20@ペルーに参加

私のインターン活動の中で一番のハイライトは、2014年12月にペルーで開催されたCOP20(気候変動枠組条約第20回締約国会議)に参加させて頂いたことです。私自身、国際会議を傍聴する機会は初めてだったので、何から何までがとても新鮮で刺激的でした。世界各国の政府代表団がリマ(ペルーの首都)に一堂に会し、気候変動問題をどのように解決していくのか、という交渉を間近で見る経験は一生の「財産」になりました。

気候変動に関する前提知識がない中で参加した私は、最初の数日間は専門用語の理解をするのに必死でしたが、スタッフの方にサポートして頂き、徐々に交渉の争点が分かるようになり、日本の立ち位置や先進国と途上国の根深い対立関係などについて教科書を読んだだけでは分からない「臨場感」を肌で感じることができました。

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その経験に加えて、何よりも国際社会におけるNGOや市民社会の役割を学ぶことができたのが大きな収穫でした。国際交渉を行う主要なプレイヤーは、各国政府ですが、NGOも気候変動交渉の行方に大きく関わっています。ある会議では「Civil Society(市民社会)」という席が設けられ、NGOが気候変動問題に関して堂々と意見を述べる機会があります。またある国では、政府代表団の中にNGOを入れて、政策決定に大きく影響を及ぼしています。それ以外にもNGO自身が現場レポートを速報で書き、積極的に市民向けの情報発信をしたり、デモやイベントを開くことでより多くの市民とともに気候変動交渉の前進に向けた「うねり」を起こしたりしています。

多種多様なNGOが様々な活動を行っていますが、共通していることは「交渉を少しでも前に進めて、気候変動問題を解決に向かわせる」思いです。現地でインターンとして活動することで国際交渉におけるNGOの役割を自分自身の中で整理することができました。

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2)小学校での温暖化防止教育

インターン活動の中でもう一つの印象的な活動は、京都市内の小学校に赴き、地球温暖化防止の環境教育を行う「こどもエコライフチャレンジ」のお手伝いをさせて頂いたことです。将来の環境問題を解決できる人材を育成するため、地球温暖化についての授業を行い、どのように日々の生活をエコにできるのかということを小学生と一緒に考える活動に参加しました。

地球温暖化の仕組みをわかりやすく小学生に説明することは難しかったですが、それ以上に今の小学生がどんな考えをもっていて、どのように勉強に取り組んでいるのか、という環境という切り口から日本の教育の現場を見ることができたことが貴重な機会でした。まさに小学校の教壇に立たないと知ることができないことを自分の目で見ることができ、大学の机で勉強をするよりも何十倍もの価値がありました。

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3)NPO・NGOで「働く」こと、高い「志」をもつこと

長期間のインターン活動を通して、COP20やこどもエコライフチャレンジに関わっただけでなく、ラジオ出演、シンポジウム補助、アンケート集計、統計調査などNPOの中で「働く」ことの一部を経験することができました。

私自身の意見としては、NPOで「働く」ということは、社会の問題を市民の目線で解決に携わるということだと思います。環境問題であれ、エネルギー問題であれ、様々な社会問題に対して現場で何が起きているのかを把握して、市民一人ひとりがその問題解決の行動し、より良い社会を築いていく。その一翼をNPOが担っているということを深く学ぶことができました。

そして気候ネットワークをはじめ、様々なNPO職員の方々にお会いさせて頂いて、何よりも大切なことは高い「志」を持ち続けることだと感じました。各NPOの規模は小さく、予算も限られていることも多く、普段は地道な活動が中心になります。そして自分たちが政府に対して声を上げ続けても、政府が行動を変えるとは限らず、気候変動に関しては、なかなか問題解決が前進していないのも現状です。

そのような困難な状況でも高い「志」を維持し、その問題の解決のために情熱を失わず、行動をし続ける。一人ひとりの職員が「主体性」をもって、決して悲観的にならずに、様々な人を巻き込み、未来志向で行動していく。高い理想や情熱を持ち、それを実行する強い行動力が必要であることを体感しました。

以上がインターン活動を通して、私が学んだ点です。4月からは私は社会人として働くことになりますが、この経験を広い意味で社会に還元できるように行動し続けたいと思います。

最後になりましたが、気候ネットワークの職員の方々をはじめとして、インターン中にお会いさせて頂きましたすべての方々に心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

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第11回京都・環境教育ミーティング開催しました

こんにちは。環境教育/デザイン担当の岡本です。

京都は雨が降ったりやんだり晴れたり変な天候が続いていましたが、それでも少し暖かくなってきたようですね。

先月の全国シンポジウムの後風邪を引いてしまい、寝ても覚めても咳と頭痛に悩まされていたのですが、2月27日・28日で、第11回京都・環境教育ミーティングが無事終了しました。

第11回京都・環境教育ミーティングとは

京都環境教育ミーティングというのは、環境教育や環境保全活動に携わっている市民をはじめ、学生、NGO/NPO、事業者、教育・行政関係者、環境学習施設関係者が京都に集い、語り合い、課題解決に向けたネットワークを拡げ、これまで出会わなかった人や団体、取り組みなどと繋がり日本や世界を元気にする場づくりを目指して実施してきたものです。

これまで過去10年間にわたって開催してきた「京都・環境教育ミーティング」では、多くの参加者が集い、事例発表やワークショップを通して新たな人や団体、取組とつながる「交流の場」を生み出してきました。

今回は、環境教育の実践者が集い交流するだけでなく、ESDの視点も含め環境教育の現状と課題について議論し、環境教育をより良くしていくための新しい場について考えます。

というのが今回の趣旨。

2日間にわたるプログラムの1日目は、次の3時間ワークショップの二本立てでした。
①環境教育を深め拡げる視点〜日本的自然観〜
②これから求める温暖化防止教育〜評価がもつ可能性〜

この②を私が企画・担当させていただいたので、少し報告を兼ねて現状をお伝えします。

「これから求める温暖化防止教育」とはどういうことか

過日の気候ネットワーク全国シンポジウムの分科会のひとつで、環境教育と消費者教育との連携を取り上げました。

現状、温暖化防止教育は、「全国で実施されている」というには程遠く、環境学習についても地域ごとに大きな差があり発展途上です。その中、全国で温暖化防止教育が進められるよう制度が出来つつあります。

ひとつはこの「消費者教育としての環境学習」。

消費者教育推進法が出来て、これから消費者教育推進という観点から学校へのアプローチが出来るのではないかという可能性が見えます。

消費者教育実践者の課題は、これまで消費者教育があまりに狭い範囲で捉えられているということからの広がりのなさで、今回この推進法ができたことにより、消費者教育の幅が目に見えて広がりました。

今回このワークショップの中では、気候ネットワークが委託で実施している京都市立小学校全校(166校/2014年度)を対象とした温暖化防止教育「こどもエコライフチャレンジ」、京都府地球温暖化防止活動推進センターが実施している「親子省エネチャレンジ」、そして大阪府枚方市で実施されているS-EMS(School Environmental Management System)の実施に関する報告など、3事例を通して新たな視点や、これからの可能性を探るというものでした。

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枚方でのEMSの取り組みについて説明をする田中靖之さん

 

小学校での温暖化防止教育の違いは?

この3つに共通するのが小学校での教育ということ。

京都市のプログラムの特徴は、担い手が学び手と相互すること。教える側や、一緒に参加するボランティア、又は学校の先生が学び手となったり、児童はこの学習を通じて伝え手となる。運営はパートナーシップによって行われていて、行政、NPO/NGO、教育委員会と学校がひとつのプログラムを運営しているというところ。

省エネチャレンジは、範囲が広がり府という単位で実施していて、実施するのはそれぞれ任意の学校を通じて親子での取り組みとなっている。

枚方市の取り組みは、環境管理の中で学校の先生を対象に研修を行い、それぞれのプログラムの中にどう組み込んでいくかという話をするというものでした。

評価することがなにを意味するのか

今回このワークショップで意図していたことは、温暖化防止教育がもっと全国で広がる可能性が溢れているということ。しかし現状は即しておらず、地域コミュニティーやNPOといった担い手はこれまで進まなかった過去の経験から動けずにいるということへの気づき。

そして、この「評価」によって、この気づきがあるのではないかという提案でした。

ただ、今回参加者の方は、学校教育というものへの意見が違ったものが多かったり、温暖化防止教育そのものに対して意見したい方々が多く、なかなか思ったようには進みませんでした。

EEMブログ
意見交換では色んな年齢層の方々から意見が出ました

 

それでも出た意見が面白かったので紹介。

・温暖化教育より国際教育が先だ。

・年寄りは現状をみて失敗したとおもっている。

・「今からしっかりやります!」といっても負の遺産を残したのになにを今更。

などなど、流石環境教育ミーティングの場に集まる人たちの意見。報告なので、ここは嘘をつかずにこういった課題もあるということ、真摯に受け止めたいと思います。そしてこの「評価する」ことによる課題の継続的な模索と解決に向けて今学校が変わる機会があることに注目していくことは必須です。

今回は「環境教育について、環境教育の場について話し合い、議論する」というテーマだった為、色々分かったこともありました。

ESDの視点をふまえる

2日目です。1日目を受けて、これから環境教育の場を考えるにあたり、ESDの視点もふまえて考えるということで、NPO法人ESD-J理事/中部環境パートナーシップオフィスの新海洋子さんからESDの話を聞きました。

皆さん「ESD」はご存知?

持続可能な開発の為の教育(ESD:Education for Sustainable Development)ということで、まずはこれを皆さんの言葉で置き換えて下さいという新海さん。皆それぞれに書きました。

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ESDについて話をする新海洋子さん

 

その中で、新海さんは、社会の抱える問題を自分の生い立ちを通して語ります。

平和活動を見て育った幼少時代、途上国への支援、支援、延々と続く支援の中で、いつになったらこの支援が終わるのかという感覚の中で、新海さんは教育が変わらなければ、ということに至ったといいます。

けれど文科省は、要項になければ入れることはできないという中、環境省で働くうちESDという新たな学校へのアプローチを見いだしました。

これはもう、ESDしかない。そう思い、これまで活動を繋いできたという新海さんに、皆聞き入っていました。

ESDは昨年10年を迎え、岡山で世界大会が開かれました。そのサイドイベントで、愛知県、名古屋ではこども会議が開かれ、全国から選ばれた小学生が集い、ESDの中にある文化、防災、生物多様性、エネルギーなどの現地学習で、様々なことを学び、これからの社会がどうあってほしいかを自分たちで考えました。

その最後に発表されたスピーチがこれです。

 私たちが考える「持続可能な社会」は、「未来を考え、お互いを思いやり、人間だけでなくすべての生き物が共に、幸せに生きる社会」です。

差別も不安もなく、平和で安全に、楽しく生活できる社会にしたいです。

しかし、今、私たちが生きている社会は、資源やエネルギーを無駄づかいし、自然環境を破壊しています。

世界のどこかで戦争がおこっています。

地域の伝統文化を伝えることが難しくなっています。

防災対策をしている人が限られています。

たくさんの問題があって、「持続可能な社会」とは言えません。

そして、こういった問題は、すべて、人とつながっていることがわかりました。

「持続可能な社会」づくりを難しくしているのは、とどまることを知らない人間の欲、自分勝手さ、わがままな気持ち、人々の意識や関心が低く、知識が少ないことなのです。

いろいろな問題の原因をつくっているのは人間ですが、それを解決していくのも人間です。

「持続可能な社会」をつくるために、私たちは、次のことを実行します。

・まだ知らないことがあるので、もっと現状を学びます。調べ、考え、参加します。

・たくさんの人に知ってもらう必要があるので、ESD を学校や地域の人に伝えます。

・身近に出来ることは提案し、行動し、実行します。

・命を大切にし、人と人とのつながりを深め、交流します。

ここで、子ども会議から、大人のみなさんに、次のことを提案します。

・戦争をしないでください。武力で解決しようとしないでください。

・世界の人々が協力して、どの国の人も教育が受けられる環境をつくってください。

・子ども会議のような、学び、考え、話せる場をもっとつくってください。大人もESDに興味を持って参加してください。

・知識も経験もある大人が、もっと私たちに教えてください。

・多くの人にESDを広めてください。ESDの考え方を広めて、今ある法律を変えてください。

・地域の人たちともっと交流をしてください。

・未来に目を向けて考えてください。当たり前のことを大切にしてほしいのです。 子どもができて大人にできないわけがないと思います。

子ども会議の私たちが考える「ESD」とは、「未来を考えて、行動すること」です。 みんながESDの主人公となって、今、これから、未来に向かって、ESDに取り組んでいきます。

ぼくは、リオ・サミットのセバン・スズキさんのスピーチを見ました。 これを見てぼくは、22年前と今が何も変わっていないじゃないか、ということを思いました。

私たちは本気です。

大人のみなさんも、本気になってESDに取り組んでください。ESDは、この世界の未来にとって一番大切なものなのではないでしょうか。

2014年11月12日

ESDあいち・なごや子ども会議

スピーチ(原稿):

http://www.esd-aichi-nagoya.jp/event/event/child/pdf/speech-j.pdf

子供達は純粋に、この学習を受けて必死に訴えかけをしたんだと思います。スピーチを聴いていて泣きそうになりましたが、子供達がすごいからではなく、今まで大人も言えなかったことを改めて子供の立場で代弁させているような気がしてなりませんでした。

大人が出来る議論・私たちに必要な場とは?

もちろん今回の環境教育ミーティングのテーマはESDではなく、ESDの視点もふまえての場についての議論。

集まった40人程の大人がワークショップをテーマで分かれて議論しました。

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それぞれ2030年にどんな環境教育が実施されて欲しいかを書いた

 

分かれたテーマは「2030年に環境教育はこうなっていて欲しい」というのをそれぞれが思い思いに書き、自分たちで似た意見の実行委員の元へ集まり話し合いに。

私の出した紙には「誰もが受けることができる環境教育。担い手も、受け手も楽しい環境教育」

ここに集まったのは年代もバラバラ20代学生から70代までの多様な人々。女性は私だけでしたが。

ファシリテーターをしながら私も話に参加して、このメンバーで初めに出てきた意見の多くは学校に関してでしたが、話をよく聞いていくと、課題は学校教育に今教育が集中しているという懸念が心の奥底にありました。

教育が「学校教育」だけでなく「地域教育」、「家庭教育」、「社会教育」と4つの車輪で動いていくもので、「環境教育」はその駆動である。というような視点を皆で見つけました。

そのバランスが今崩れている。バランスが崩れた理由として、世代間のギャップがあり、このギャップは今の若者が年上に対して感じているだけでなく、これからもずっと続いていく。

そういう観点から、世代間での対話と、話し合える機会やきっかけが必要ということで私たちのグループは場について考えました。

教育の四輪駆動ね。実際1日目大きな話に広がってしまった分、2日目の話し合いでものすごく良い場が持てたんではないかと個人的にすごく良い教育機会が持てたと思いました。

「誰もが受けることができる環境教育。担い手も、受け手も楽しい環境教育」の場がそこにはあったんじゃないか。

これから、環境教育ミーティングの実行委員も私たちが必要にしている場はどんな場なのか、これからどうすれば環境教育が広まり、理解しあえる社会になるのか考える為に、議論は続きます。

もし、環境教育ミーティングに関するご意見や、参加したい!という声があればぜひ実行委員に届けて下さいね。

それでは長くなりましたがこの辺で。