「脱石炭」タグアーカイブ

日本によるインドネシア石炭火力発電所への援助支援 ~住民らが来日、支援中止の必要性を訴える~

こんにちは、3月から気候ネットワーク東京事務所でインターンをしていますエバデ・ダン愛琳です。まだまだ日は浅いですが、早速重要な問題について深く考える機会に触れました。今回は3月24日に文京シビックセンターで開催された、インドネシア住民ら3名と現地NGO代表者1名を招いたセミナー「村の生活と環境を壊す石炭火力への援助支援を止めて!:インドラマユから日本のODAを問い直す」を中心に、インドネシアで何が起きているのか、来日の真意について報告します。

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書籍『地球温暖化は解決できるのか パリ協定から未来へ!』を読む

京都事務所の伊与田です。

「地球温暖化やパリ協定について、わかりやすい本は?」

最近、大学や自治体、企業や市民団体などから「地球温暖化問題やパリ協定について講演してください」と依頼をいただくことがよくあります。先日も、とあるセミナーでお話したとき、参加していた方から声をかけられました。

「自分でも少し勉強してみたいのですが、地球温暖化やパリ協定について、初心者向けのわかりやすい本はありませんか?」

そう聞かれたとき、頭に思い浮かんだのが、こちらの本です。

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2016年の気候変動10大ニュース~パリ協定・トランプ・ディカプリオ~

京都事務所の伊与田です。

2017年1月18日、2016年の地球平均気温が観測史上最高を更新したと発表されました。そんな2016年の気候変動10大ニュースを、グローバルからローカルまで、独断と偏見で振り返ってみたいと思います(各ニュースに順位はありません)。

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石炭火力発電所の新設計画、規模別出資比率が一番高い関西電力グループをウォッチ!

 こんにちは。東京事務所の桃井です。

 気候ネットワークが運用している石炭火力発電所建設計画ウォッチはご存知でしょうか。現在、48基もある計画をリスト化し、環境アセスメントの状況や個別の計画情報を集めてアップしています。

 石炭を燃料としてこれから計画すること自体がすべて問題なのですが、特にその中でも国際合意の基準に満たない案件や、環境大臣から「是認できない」と意見された案件、住民から説明会の開催を求めても一切回答がない案件など悪質ともとれる計画があります。

 ここでは、全国47基の計画に対して、規模別出資比率が最も高い関西電力(関電)グループの案件をまとめてみました。

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電力会社、まだ変えてないの?~乗り換えをおすすめする5つの理由~

京都事務所の伊与田です。

2016年4月に電力小売全面自由化がはじまって4ヶ月がたちます。私も、自宅で契約している電力会社を変えました(これからも各社の電力構成をチェックして、自然エネルギーに熱心な会社を探し、いいところがあればふたたび乗り換えたいと思っています)。

私が仕事にしている温暖化やエネルギーの観点からも、そして実際に乗り換えてみた経験からも、電力会社の乗り換えは非常におすすめです。

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海での温暖化現象:グレートバリアリーフの危機的状況 オーストラリア政府の対策はホントに大丈夫?

東京事務所の鈴木です。夏なので、海の話題ということでグレートバリアリーフに起こっていることを取り上げてみました。

グレートバリアリーフは、オーストラリアに位置する世界最大のサンゴ礁地帯です。1981年にはユネスコ(UNESCO:国連教育科学文化機関)の世界自然遺産に登録されており、人工衛星からも確認できる「世界最大の生命体」です。

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NO!化石燃料・ワークショップ「化石燃料産業からの投資撤廃(ダイベストメント)」その2

東京オフィスの鈴木です。インターンの朝日さんの報告に続き、350.orgのワークショップ参加報告その1を掲載させていただきます。

関連記事:NO!化石燃料・ワークショップ「化石燃料産業からの投資撤廃(ダイベストメント)」に参加して

化石燃料産業へのダイベストメント(投資撤退)

ダイベストメント(投資撤退)は投資を止めるというものですが、資本運用において株式を売却する以外にも、新たな投資をしないという選択もダイベストメントです。

今回のワークショップでは、ダイベストメントの基本を理解し、この運動を広げるためのキャンペーンスキルや戦略の考え方を学びました。化石燃料は地球温暖化に深刻な影響を及ぼしています。気候変動の場合、金融機関から化石燃料産業(特に石炭産業)への投融資をやめさせることが急務です。

国内外で石炭火力発電所を増やす日本

日本国内でも続々と石炭火力発電所の建設計画が増えていますが、日本が東南アジアやアフリカなどの発展途上国における石炭関連設備の建設に多額の融資をしていることにも留意すべきです。日本は、OECD加盟国の中で最大(2007年から2014年の8年間で約2兆円)の石炭支援国であることを考えれば、石炭へのダイベストメントにおいて日本の責任は重いのです。

公的資金による国際的な石炭支援 日本が世界最多の200億ドル
報告書”UNDER THE RUG”より

 

応用可能な「キャンペーンのステップ」の考え方

プログラムの中では、ダイベストメントを進めるためのキャンペーンのステップを順々に考えていきました。

まずゴールを明確に意識した上で、意思決定者やキーアクターを洗い出し、そこで初めて起こる変化の仕組みを考えます。意思決定者や影響の伝わり方を考えた上で、何を起こせばどのような変化が起こせるかを段階的に考え、その変化を起こすためにできる行動の順番を考えるのです。

キャンペーンのステップ
キャンペーンのステップ(ワークショップの資料から)

 

このキャンペーンのプロセスは面白いと思いました。目的を設定すると、その目的に向けてのプランとその行動を起こすための戦術や方法論に短絡的に飛びつきがちです。しかし、意思決定者やキーパーソンを分析し、何をすれば意思決定者を動かせるのか、Theory of Change(目標作り)とCritical Path(プラン)を段階的に考える手法は、色々な場面で応用ができるのではないでしょうか。

 

日本で活動することの難しさを乗り越える

ワークショップで紹介された海外の事例では、それぞれの国の事情も異なる中での成功体験の裏に、地道な活動と行動することの大切さが伺えました。

さて、同じような方法が日本でも成功できるのでしょうか?成功例に勇気づけられても、同じやり方をすれば成功するという簡単なものではありません。いくつかのグループに分かれて日本社会の中の「見えない壁」について意見を出し合い、日本の大学や金融機関、地方自治体、年金・保険機構の資金運用についての調査結果を踏まえて、各グループが選択したターゲットに向けたメッセージの出し方・内容を考えてみました。

ダイベストメントに関するキャンペーンのプランやポスターの作案を通して改めて気づくのは、人に何かを伝えるためには、その時々の状況や相手によって、(発信者の)思いをいかに伝えるかが大切だということです。

日本人の物事に対する認識レベルや社会的背景、行動することへの抵抗、問題意識の差、関心の薄さ、社会構造(意思決定プロセス)の複雑さ活動資金不足…などなど課題は山積みですが、日本でキャンペーン展開ができないということはありません。

現に、安保法案反対運動では今だかつてないほど大勢の人が夜な夜な国会前に集合し、声をあげています。小さな活動が集まり、つながり、協調することで大きな流れを作ることができるのです。

 

日本にも変化が。行動をつなげていこう

日本も変わりつつあります。「ダイベストメント」という言葉が一般的になるには、まだ時間がかかるかもしれませんが、脱石炭に限らず、様々な行動につながっていくことを期待しています。

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NO!化石燃料・ワークショップ「化石燃料産業からの投資撤廃(ダイベストメント)」に参加して

はじめまして、9月から気候ネットワークでインターンをしています、朝日遥子と申します。

気候ネットワークで気候変動交渉関連をメインにインターン中

私は現在、京都大学大学院の修士1年生です。大学院のカリキュラムとして3ヶ月間のインターン研修制度が設けられており、修論のテーマに関係した機関またはプログラムで働くことが義務付けられています。私は気候ネットワークにて国連気候変動交渉関連の業務を中心に、NGO業務について幅広く働いています。

 

NO!化石燃料・ワークショップ「化石燃料作業からの投資撤廃(ダイベストメント)」

さて、9月19日、20日に行われました、350.org Japan主催のNO!化石燃料・ワークショップ「化石燃料作業からの投資撤廃(ダイベストメント)」に参加いたしました。2日間朝から夕方までダイベストメントについて、主にワークショップを通じて理解を深めるといったものでした。

まず、気候変動の現状や“ダイベストメント(DIVESTMENT)”について学びました。

気候変動の現状~化石燃料から自然エネルギーへ~

気候変動の原因となる温室効果ガスは、化石燃料を燃やすことで排出されます。危険な気候変動を避けるために、科学者たちは、世界中に埋蔵が確認されている化石燃料資源(石油、石炭、天然ガス)の8割は地中に残しておく必要があるとしています。つまり、今まで依存できた化石燃料資源の使用をやめて、自然エネルギーへ急速に移行する必要があります。

「投資撤廃(ダイベストメント)」とは?

未来のために、ダイベスト!
未来のために、ダイベスト!

そのために「投資撤退(ダイベストメント:Divestment)」という活動があります。これは 不道徳で非倫理的な取引に反対するための戦術の一つで、資産運用者に対し、特定の保有株式、債券、投資ファンドの売却を要求することです。

脱炭素社会を目指す市民団体や学生は、安全な気候をまもるため、そして持続可能な未来を実現するため、公的資金を運用している機関投資家や民間銀行などに対し、化石燃料産業への投資撤退を要求しています。この動きを「ダイベストメント」と呼んでいます。

関連記事:化石燃料を「歴史」にしよう~2月13-14日はグローバル・ダイベストメント・デイ~

そもそも「ダイベストメント」は、1970-80年代に南アフリカのアパルトヘイト「人種隔離政策」に反対する国際的キャンペーンで活用された運動です。当時の大学生が、南アフリカ政府関連企業の保有株式、債券、投資ファンドの売却を要求し、経済的な側面から、人種差別に反対する国際社会からのプレッシャーをかけたのです。米国で始まったこの運動は、1989年には26州、90 都市の大学155校に広がり、アパルトヘイト撤廃の後押しになりました。

気候変動は、アパルトヘイトと同じように、人類にとって深刻な問題です。このため、アパルトヘイトと同じように、化石燃料産業からのダイベストメント運動も世界中に広がっているのです。

すでに、43か国において、430の機関・2040の個人が、2.6兆米ドルもの資産について、化石燃料のダイベストメントを確約しているそうです。

さあ、化石燃料への投資を引き上げよう!
さあ、化石燃料への投資を引き上げよう!

 

ダイベストメント~海外での成功事例~

印象に残ったのは、海外におけるダイベストメントの成功事例が紹介された、ディスカッションでした(インターネット中継でした)。スウェーデン、イギリス、オランダで実際にダイベストメントを成功させた3つの事例について紹介していただきました。

ダイベストメント・キャンペーンの成功事例を聞く
ダイベストメント・キャンペーンの成功事例を聞く

中でも、スウェーデンの事例は大学を対象としたダイベストメントだったのですが、大学の委員会が開かれる時間帯に合わせてダイベストメントを訴えるデモを行う、1年半の署名活動をもとに、ダイベストメントを求めるオープンレター(公開書簡)を大学側へ提出する、メディアを利用するなどの活動を通して、大学の一部の資金に関してダイベストメントさせることに成功したというお話でした。私は大学院生なのでキャンペーン内容についてより身近に感じることができ、非常に刺激を受けたお話でした。

キャンペーンを企画しよう!

ダイベストメントに関する海外事例や実際の化石燃料への投融資額の調査結果をうけて、ダイベストメントのキャンペーンを企画するというワークショップを行いました。まずはキャンペーンにおけるGoalと対象(大学、地方自治体、銀行、保険、年金基金から一つ)を決め、その組織における最高意思決定者が誰なのかを考えました。そして最高意思決定者に影響を与えるキーパーソンやキャンペーン方法について各自で案を出し合い、一つのキャンペーンとして企画した案をグループごとで発表し合い、意見交換をしました。

大学向けに、「ダイベストメント!」
大学向けに、「ダイベストメント!」

ちなみに私たちのグループは“上智大学”を対象としたダイベストメントを企画しました。

ワークショップを振り返って~行動することが大事~

このようなNGOのワークショップに参加するのは初めてだったのですが、参加されたみなさん率先して発言したり、他のNGOでの活動も積極的に参加していたりと、非常に意欲的で行動力のある方たちばかりだと感じました。みなさん、温暖化を解決したいという同じ目標に向かっているのですが、ワークショップを通じて、効果的なアプローチに対する考え方やキャンペーンにおける課題の着眼点の違いなどを垣間見ることができ、非常に興味深く刺激的なワークショップでした。

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また、このワークショップを通じて、積極的に行動することが大事だと実感しました。確かに、温暖化問題にはその影響など不確実なこともあり、またキャンペーンにおいても実行可能性や実現可能性など不透明な部分も多々あるのですが、そこに少しでも可能性があるのならば私たちは行動しなければならないと実感しました。

そのため、私はこのダイベストメントについて、まずは情報を友人等に共有し、ダイベストメント活動に対して認知を高めたいと思います。また自分自身でダイベストメントについてより深く調べ、日本初のダイベストメント実現に向けて色々な活動に参加していきたいと思っております。

 みなさんもぜひNGOの活動に少しでも興味を持っていただいて、調べたり参加したりしていただければ幸いです。まずは、10月10日に京都で開催されるシンポジウム「市民が進める温暖化防止」です。350.org Japanの古野さんも登壇されるので、ぜひみなさんシンポジウムに来てみてくださいね!

イベント:2015年10月10日(土)Climate Action Now!シンポジウム「市民が進める温暖化防止2015 ~パリ会議まで50日!~」[京都]

ワークショップ主催団体”350.org”の紹介

まず、350.orgは国際的環境団体で、気候変動問題に取り組むためアメリカで生まれました。この団体はオンラインツールを駆使して草の根に働きかけ、人々が気候変動問題に対して実際に行動を起こすためのキャンペーンを展開しています。この”350”とは、地球が従来の環境を維持するうえで上限となる大気中の二酸化炭素濃度(ppm)を示しており、多くのイベントを通じて、350.orgは気候変動へのアクションという目的で地域レベルでの新たなつながりを形成しています。

350.orgウェブサイト

「オックスファム・トレイルウォーカー」50kmの山道を踏破しました!

こんにちは。京都事務所の近藤です。

7月11~12日、気候ネットワークの事務局メンバーでチームを作り、「オックスファム・トレイルウォーカー東北2015」に参加しました。4人1チームで24時間以内に50キロメートルの山道を歩きます。

以前のブログ「オックスファム・トレイルウォーカー2015に参加します!」もご覧ください。

いよいよ福島に到着~前夜にはプレイベントも~

出発の前日に京都を出発して大会が行われる福島県二本松市に到着しました。出発前夜にはトレイルウォーカーのプレイベントが行われました。そこでオックスファムのパートナー団体として、気候ネットワークも、脱原子力・脱石炭・自然エネルギー100%への思いなど、あいさつをさせてもらいました。全国各地、また世界各地からの参加があり、体育館は出発前の熱気に包まれていました。参加者の4分の1は海外の方だったそうです。

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7月11日AM10:00スタート!

当日は晴天。いよいよ、スタートです。他のチームの出だしも気になりましたが、4人で決めた自分たちのペースを守りながら歩きました。一山超えて、最初のチェックポイントに到着しました(今回のコースには合計3つのチェックポイントがあるのです)。気温が高くて日差しも強かったので、この時点で何人かのリタイアがでたようでした。2人以上のリタイアが出たチームは他チームと合流するルールになっていたので、私たち4人は2人チームと合流することになり、6人で歩き出しました。

安達太良山の山頂でClimate Action Now!

1つ目のチェックポイントを超えると次に目指すのは安達太良山の山頂です。最後の上り坂は急な上に、岩がゴロゴロしていたり、小石があるところは滑りやすく足場が悪く体力を消耗しました。山頂では安達太良山の素晴らしいパノラマが迎えてくれました。

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気候ネットワークと関連団体で取り組んでいるキャンペーン「Climate Action Now!」についてはウェブサイトをご覧ください。

夜の山道は過酷でした

山頂の景色に感動したのもつかの間、日が落ちてきて寒くなってきました。あたりは暗くなり、一日歩いて疲労もたまってきました。このままのペースでは次のチェックポイント閉鎖時間までに到達しないかもしれない・・・そんな不安が頭をよぎりました。それでも悪路と疲労でペースを上げることはできません。昼間のような会話はないけれど、危険な場所は声をかけ合いながら、みんなで2つ目のチェックポイントを目指しました。何とか閉鎖時間までによう次のチェックポイントに到着しました。空を見上げると満点の星空で、流れ星も見ることが出来ました。

休憩もそこそこに残り約半分の道のりを、また4人で出発しました。途中、真夜中にもかかわらず、地元の方がエイドステーションを用意してくださっていました。地元のお米で作ったおにぎりや野菜のお漬物と応援に元気をもらいました。

一晩歩いて、明け方5:30頃にやっと最後の3つ目のチェックポイントに到着。出発前はもう少し仮眠がとれるかなっと想定していたのですが、制限時間いっぱいを使う形になりました。何より眠たいのが辛かったです。

4人で手を取り合ってFinish!

スタートしてから22時間23分、4人手をつないでゴールゲートをくぐりました。50kmを24時間で歩ききるという道のりは想像以上に大変でした。しかし、福島で自然エネルギー100%を実現したい!という想いを1つに、4人で支え合いながら、ゴールしました。ほぼ徹夜で過酷な山道を歩き、疲労が限界を超える中、みなさんの応援が心の支えになりました。

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ひきつづき、ご支援お願いします

私たちのチャレンジに大勢の方が寄付をしてくださりました。たくさんのご支援、応援ありがとうございました。8月21日までは引き続き、トレイルウォーカー「チーム・気候ネットワーク」への寄付を受け付けています。目標額にはまだ届いていません。ぜひご支援よろしくお願いします。

オンライン寄付(PayPal)

こちらのウェブページで「寄付をする」をクリックして、PayPalのページで任意の金額などをを入力後、「売り手への特別な指示を追加」にて「トレイルウォーカー寄付」と追記して決定してください。

銀行振込口座:

三菱東京UFJ銀行京都支店 普通預金 3325635 (特定非営利活動法人気候ネットワーク)

りそな銀行京都支店 普通預金 1799376 (特定非営利活動法人気候ネットワーク)

郵便振替口座:

00940-6-79694 (加入者名:気候ネットワーク)
通信欄に ご依頼人氏名、ご住所、電話番号、 「トレイルウォーカー寄付」とお書きください。

 

開催報告:国際石炭シンポジウム「気候変動とエネルギー:石炭火力発電の問題に迫る」

こんにちは、東京事務所の鈴木です。

報告が遅くなってしまいましたが、5月29日に東京で国際石炭シンポジウム「気候変動とエネルギー:石炭火力発電の問題に迫る」が開催されました。ビジネス関係者や研究者など、約100名が参加しました。

世界の専門家が日本の石炭火力発電所問題について議論

シンポジウムは2部構成で国内外の環境団体や研究機関などのメンバーの講演や議論が行われました。第1部では世界市場での石炭火力発電をめぐる動向について触れつつ、日本における石炭火力発電を推進しているエネルギー政策の問題点について議論し、第2部では海外での石炭火力発電事業に対する融資のあり方について現地からのレポートを含めた議論でした。

議論を通して浮き彫りになったのは、世界では欧米を中心に確実に脱石炭火力に向けた政策やビジネス動向が加速化しているのに対し、日本がこうした「脱石炭」の潮流から完全に孤立し、石炭火力発電を「クリーン」だと言って国内外で推進し続ける対極的な状況です。

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*シンポジウム講演者資料「JBIC支援の石炭火力発電所は高効率・低公害なのか?」より抜粋

 世界は脱石炭へ。日本が向かう方向は?!

パネルディスカッションの質疑応答では、「こんなことは知らなかった」と言う驚きの声もでました。参加者にとってこのシンポジウムは、石炭火力において世界とは異なる歩みをしている日本の状況や、主に東南アジアへの石炭発電技術の輸出の実態を考えるきっかけになったようです。

そして、日本のこうした状況を変えていくためには、まず石炭をめぐる事実に目を向け、解決への道筋を市民からも発信していくことが重要だと思っています。石炭関連サイト「Don’t go back to the 石炭!」や「No coal, Go green」でも引き続き国内での石炭をめぐる問題、海外への融資の問題について情報を発信していきますので、是非ご注目ください。

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*シンポジウム講演者資料「低炭素経済に向けた英国の経験」より抜粋

国際石炭シンポジウム「気候変動とエネルギー:石炭火力発電の問題に迫る」プログラム

 第1部:石炭は日本の電力の解決策になるのか?

1. 電力市場と石炭:海外での実例

気候変動対策としての資本市場調整に向けた非営利的な取り組み(ジェームス・リートン)

エネルギーヴェンデと経済(クリストフ・ポデウィル)

低炭素経済に向けた英国の経験(マット・フィリップス+ニック・メイビー)

2.日本の電力をめぐる状況

原子力発電の現状(大島堅一)

自然エネルギーを早く日本の基幹電源に(大野輝之)

日本の石炭火力をめぐる問題(平田仁子)

第2部:効率的な石炭火力発電技術は、持続可能な社会への解決策か?

 1.石炭と持続可能な開発

欧州投資銀行(EIB)の気候変動戦略及びエネルギー融資政策(アディーナ・レリコヴィッチ)

アジアの石炭火力発電からの排出増大に起因する疾病の問題(シャノン・コプリッツ)

2.石炭火力発電事業の海外融資について

OECD諸国における石炭関連の輸出信用の現状(ラファエル・センガ)

インドネシアにおける日本資本の石炭火力発電所-現地からの報告(アリフ・フィヤント)

参考ページ

 ★国際石炭シンポジウム「気候変動とエネルギー:石炭火力発電の問題に迫る」講演資料はこちら

★石炭火力発電の問題についての最新情報は「Don’t Go Back to the 石炭!」をご覧ください。

★石炭火力発電所のJBIC融資の問題についてもっと知りたい人は、「No Coal, Go Green~JBICの石炭発電融資にNO!~」をご覧ください。