バンコク非公式AWG会議の結果と評価

2012年9月13日
気候ネットワーク

 2012年8月30日(木)~9月5日(水)、タイのバンコクにおいて、気候変動枠組条約の交渉プロセスの3つの特別作業部会(Ad-Hoc Working Group、AWG)会合がインフォーマル(非公式)に開催されました。5月開催の補助機関会合の後に、追加開催が決定したものです。

  • 2020年から始まる新たな枠組みの交渉(ADP)
  • 京都議定書の次の削減義務に関する交渉(議定書AWG、AWG-KP)
  • 長期的協力の行動に関する交渉(条約AWG、AWG-LCA)

今回、3つのAWGとも非公式会合であることから決定権限はなく、年末に控えるドーハCOP18前に交渉を加速させることを目的に、議論が進められました。そして、それぞれに議長の責任において作成されたインフォーマル(非公式)なノートやサマリーがまとめられました。ノートやサマリーは各国のコンセンサスで作られたものではなく、「交渉を予断するものではない」ことが念押しされています。バンコク会議の議論の成果や進展がどう次につながっていくのかはよく読めません。しかし、議論を通じて各国の立場が確認され、問題点の整理が進められたことなど、一定程度の意義はあったのではないかと考えられます。…

このペーパーでは、バンコクAWG非公式会合の内容についてまとめるとともに、今後の交渉において日本に求められることは何かを整理しています。 ペーパー全文は以下より閲覧ください。

 

ペーパー本文

特定非営利活動法人 気候ネットワーク
URL:https://www.kikonet.org/