気候ネットワーク 市民のチカラで、気候変動を止める。

2010年11月20日(土)、21日(日)温暖化防止シンポジウム 市民が進める温暖化防止2010~気候変動の警告にどう応える~[京都]


タイトル 温暖化防止シンポジウム 市民が進める温暖化防止2010~気候変動の警告にどう応える~
日時 2010年11月20日(土)、21日(日)
会場 同志社大学 今出川キャンパス(20日)、新町キャンパス(21日)(京都市上京区)
アクセス <今出川キャンパス>京都市営地下鉄「今出川」駅下車すぐ
<新町キャンパス>京都市営地下鉄「今出川」駅下車2番出口を北へ、上立売通を左折。または、4番出口を南へ、今出川を右折。上京区役所を越え、新町通を右折。地図はこちら

趣旨

地球温暖化がもたらす異常気象が頻発し、その被害は拡大の一途をたどっています。地域レベルの対策促進、国の政策・仕組みづくり、国際合意を早急に進めなければ手遅れになってしまいます。今回のシンポジウムでは、ロシアの異常気象被害の実情、国際交渉、地域の対策の現状や課題について最新の動向を知り、NGOの役割など、重要かつ緊急なテーマについて議論します。
プログラム

11月20日(土) 全体会(13:00開会)

会場:今出川キャンパス明徳館 M21

特別講演(13:00)
「気候変動・異常気象による被害」

Angelina Davydovaさん(ロシア・ジャーナリスト)

基調講演:山口二郎氏(北海道大学大学院)

ディスカッション
「地球温暖化防止の重層的取り組み、市民・NGOの役割」

<パネリスト>
 ・高村ゆかり氏(龍谷大学)
 ・植田和弘氏(京都大学)
 ・和田武氏(日本環境学会長、自然エネルギー市民の会)
 ・浅岡美恵(気候ネットワーク)、他

特別企画
「ビューティフルアイランズ」上映・対談(監督:海南友子)

11月21日(日)分科会

<午前:9:30~12:00>

・国際交渉「カンクン会議で合意すべきこと」

<午後1:13:00~15:30>

・地域の温暖化対策~条例・計画の活用と市民の提言~
・ヒートポンプは温暖化対策の柱になるのか!?

<午後2:15:45~18:30>

・地域・自治体の温暖化対策~政策連携の具体化を考える~
・地球温暖化対策としての原子力発電を問い直す

11月21日(日)同時開催企画

<午前:9:30~12:00>

・「シンポジウム 省エネ住宅普及に向けて」

(※予定は変更になる可能性がありますので、ご了承ください。)

参加費 会員1000円、一般1500円、学生500円(2日間・資料代込)
申込方法 事前申込み不要。当日参加可。
主催 気候ネットワーク
共催 同志社大学大学院総合政策科学研究科
後援(予定) 外務省、経済産業省、近畿地方環境事務所、京都府、京都市、京エコロジーセンター、京のアジェンダ21フォーラム、全国地球温暖化防止活動推進センター、京都府地球温暖化防止活動推進センター
協力(予定) 京と地球の共生府民会議、NPO法人KES環境機構
お問合せ 〒604-8124 京都市中京区高倉通四条上ル高倉ビル305号
Tel. 075-254-1011, FAX. 075-254-1012
E-mail. kyoto@kikonet.org
備考 この企画は、平成22年度独立行政法人環境再生機構地球環境基金の助成を受けて開催します。
プログラム詳細

■11月21日(日)

<同時開催企画>

■「シンポジウム 省エネ住宅普及に向けて」

 ○時間:9:00~12:00  ○会場:臨光館  R205教室
 ○主催:省エネ住宅普及協議会、気候ネットワーク
 民生家 庭部門の対策を進めるためには、省エネ住宅の普及が重要です。現在の省エネ住宅の技術・リフォームの取り組みはどのようなものがあり、普及のためにはどのような制度が必要でしょうか。省エネ住宅協議会の研究成果や具体的な取り組み、普及の仕組みについて学び、検討します。

<プログラム(案)>
(1)基調報告  「省エネ住宅が必要とされる10の理由(仮)」
(2)第1部 「部分エコリフォームによる新しい省エネ住宅への挑戦」
(3)第2部 「省エネ住宅普及に向けて、いま求められるもの」

□参加費:無料 (このシンポジウム参加のみ)・事前申込みが必要です
□主催:省エネ 住宅普及協議会、気候ネットワーク
□問合せ・申込 み:京都府建設業協会
 〒604-0944 京都市中京区押小路通柳馬場東入ル
 TEL:075-231-4161 FAX:075-241-3128
<分科会>

■国際交渉「カンクン会議で合意すべきこと」

 ○時間:9:30~12:00 ○会場:臨光館 R204教室

 コペンハーゲン会議後も、2013年以降の国際的な地球温暖化防止の枠組みに関する議論が継続されています。11月29日からメキシコのカンクンで開催されるCOP16では、その1年後南アフリカで開催されるCOP17の完全合意に向けて、主要な論点に関する大枠合意をする必要があります。メキシコで目指すべき合意とはどんなものなのか、政府・NGOそれぞれの視点からその全体像を探ります

□ディスカッション
 ・天津AWG会議の報告とカンクンに向けた課題 早川光俊氏(CASA)
 ・政府が考えるカンクン合意:関谷毅史氏(環境省地球環境局地球温暖化対策課国際対策室長)
 ・NGOが考えるカンクン合意:平田仁子氏(気候ネットワーク)
○コーディネーター:川阪京子(気候ネットワーク)
■「地域の温暖化対策 ~条例・計画の活用と市民の提言~」

 ○時間:13:00~15:30 ○会場:臨光館 R205教室

 地域・自治体で25%削減の目標をたて、条例や計画の改定・策定も進んでいます。しかし、その内容がどのように活かされるのでしょうか。そして実際の削減につながる政策導入や対策の具体化はどのようなものがあるのか検討します。

□報告
 ・増原直樹氏(環境自治体会議)
 ・京都市の条例・計画の現状と展望(京都市)
 ・「低炭素のまち・京都をめざす」私たちの提言:原強氏(地球温暖化防止京都ネットワーク)
□ディスカッション「条例・計画の具体化と市民戦略」
 ○パネリスト:
 ・浅羽理恵氏(川口市民環境会議)
 ・原強氏(京都ネット)
 ・山下祐治氏(広島県環境保健協会)
 ・廣本悦子氏(おかやまエネルギーの未来を考える会)他
 ○コーディネーター:新川達郎氏(同志社大学)
■「ヒートポンプは温暖化対策の柱になるのか!?」

 ○時間:13:00~15:30 ○会場:臨光館 R204教室

 ヒートポンプは、エネルギーの需要対策の重要な柱として政策的に位置付けられていますが、性能表示の実態との乖離や冷媒として使用されているフロンの放出などで、導入を推奨しても温室効果ガスの削減に寄与していない可能性が高いことが問題視されています。本分科会では、ヒートポンプの課題について討議し、今後のあるべき政策の方向性について議論します。

□出演者:
 ・瀬下裕氏(日本冷凍空調工業会技術部長)
 ・西薗大実氏(ストップ・フロン全国連絡会)、他
■「地域・自治体の温暖化対策~政策連携の具体化を考える~」

 ○時間:15:45~18:30 ○会場:臨光館 R205教室

 低炭素社会の実現に向けて地域・自治体の役割が大きくなっています。自治体独自に取り組む政策・活動に加えて、近隣自治体との連携も必要な場合もあります。地域・自治体連携の現状について共有し、連携が必要な政策・連携によって効果があがる政策について検討します。

□報告:
 ・政策連携の現状と可能性 田浦健朗(気候ネットワーク)
 ・業務部門の実態と原単位分析 小杉昌幸氏(産業技術総合研究所)
□ディスカッション
 ○パネリスト:
 ・小杉昌幸氏、浅岡美恵(気候ネットワーク)
 ・久保田学氏(北海道地球温暖化防止活動推進センター)
 ・山崎求博氏(足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ)、他
 ○コーディネーター:平岡俊一氏(北海道教育大学)
■「地球温暖化対策としての原子力発電を問い直す」

 ○時間:15:45~18:30 ○会場:臨光館

 日本で地球温暖化対策として推進される原子力。2020年までにさらに9基、2030年までに14基の増設も予定されています。また、諸外国との原発協定を結ぶ原発輸出の動きも加速しています。温暖化対策として進められる原子力の問題を、これからのエネルギーの姿とともに議論します。

□パネリスト:
 ・原子力資料情報室 伴英幸氏
 ・気候ネットワーク 平田仁子
 ・東京工業大学 澤田哲生氏、他


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