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2013年2月1日(金)フロン対策シンポジウム ~ノンフロンの新しい時代に進むために~[東京]


気候ネットワークが開催したイベント情報です。

日 時
2013年2月1日(金)13:00~16:30
会 場
日比谷図書文化館4F 小ホール(東京都日比谷公園内)
アクセス
アクセスはこちらからご確認ください。
趣 旨

世界各地の異常気象や南極・北極などでの予想を上回る気温上昇など、気候変動による様々な影響が顕著に表れてきた今、温室効果ガスであるフロン対策も今後スピード感を持って対策を進めることが必要です。

2012年12月、中央環境審議会・産業構造審議会の小委員会でフロン対策について検討してきた合同会議においては、「今後のフロン対策の方向性に ついて(案)」が示され、一ヶ月のパブリックコメントを経て2013年1月にまとめられる予定です。この方向性でも示されているとおり、フロン対策は、特 に使用量の多い冷媒分野で(1)ノンフロン製品への転換、(2)漏洩対策、(3)回収促進が課題とされました。こうした動きをふまえ、とりわけ国内で実用 化されてきたノンフロンの冷凍空調製品への期待は高まっています。

また一方で、フロン対策についてはEUでも「Fガス規制」の改正作業をすすめるなど、規制強化の動きがあり、企業もノンフロン・自然冷媒に向けた技術開発・普及・人材育成などに力を入れつつあります。

こうしたフロン対策やノンフロン化に向かう国内外の現状について様々な立場で携わる関係者の方からご報告いただき、現状を共有した上で、ノンフロンに向けた動きをいかにつくっていけるか考えていきたいと思います。

内容
第一部 国内政策と世界の動向を知る

「今後のフロン対策の方向性について」
岩松宏樹氏(経済産業省オゾン層保護等推進室) 資料
木村仁美氏(環境省地球環境局フロン等対策推進室) 資料
「京都議定書交渉とモントリオール議定書交渉からみたHFC対策」
高村ゆかり氏(名古屋大学教授) 資料
「EUに於けるF-ガス規制の動向と業界の対応」
石井進氏(日本冷凍空調設備工業連合会技術部担当部長) 資料
「欧州と米国の自然冷媒の動向について」
ヤン・ドゥシェック氏(shecco 市場アナリスト) 資料

第二部 ノンフロン普及と新たなフロンを増やさないために

冷媒以外でフロンを使用しているスプレー(ダストブロワー)やクリーニングでHFC365mfcの転換が進められるなどといった問題について共有し、関係企業の方から代替策を提示していただく
鈴木和幸氏((株)セルクル社長)クリーニング業界 資料
山居秀一氏(エヌ・ケイ・ケイ(株)東京支店長)ダストブロワー 資料

第三部 冷凍空調分野のノンフロン普及と低GWP冷媒の課題

スピーカー
川村邦明氏((株)前川製作所常務取締役) 資料
八橋 元氏(川重冷熱工業(株)技術総括室副室長兼開発二部部長) 資料
宇都慎一郎氏((株)ローソン支社サポート本部 本部長補佐) 資料
小松幸代氏(イオン(株)グループ環境最高責任者) 資料
まとめ
西薗大実氏(ストップ・フロン全国連絡会代表/群馬大学教授)
参加費
一般:1000円、学生:500円、会員:無料
申込み

*今回多数の方に事前申込みいただき満席となりました。ありがとうございました。当日はUSTREAM中継もしますのでどうぞご覧ください。
http://ustre.am/Tdrq

主催
特定非営利活動法人気候ネットワーク
お問合せ

気候ネットワーク東京事務所
【TEL】 03-3263-9210
【E-mail】: tokyo@kikonet.org

備考
*本シンポジウムは、平成24年度公益信託地球環境フロン対策基金の助成を受けて開催するものです。

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