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【共同声明】ボツワナ・モルプレB石炭火力(丸紅出資)への公的支援の検討停止を歓迎、日本の官民は計画・建設中の石炭火力のさらなる中止を!(2019/5/24)


【共同声明】

ボツワナ・モルプレB石炭火力(丸紅出資)への公的支援の検討停止を歓迎、
日本の官民は計画・建設中の石炭火力のさらなる中止を!

「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
認定NPO法人 気候ネットワーク
国際環境NGO FoE Japan
メコン・ウォッチ

丸紅及びPOSCO(韓国企業)がボツワナで計画中のモルプレB石炭火力発電事業(150MW✕2基、亜臨界圧)に対して、政府系金融機関である国際協力銀行(JBIC)及び日本貿易保険(NEXI)が支援検討を停止したことが判明しました。丸紅、JBIC、NEXIに対して事業中止・支援中止を求めていた私たち環境NGOは、JBIC・NEXIのこの決定に歓迎の意を表明します。

モルプレB石炭火力発電所では、すでに1~4号機が稼働中ですが、大気汚染物質の排出濃度基準や大気環境基準の超過が度々測定されていました。また、今回計画中の5、6号機が稼働した場合、更に大気環境基準を超過することも環境アセスメントで想定されていました。さらに、石炭火力発電の新設はパリ協定の目標とも整合しないことから、私たちは丸紅やJBICに対して事業中止・支援中止を求めていました。

他方、ボツワナ政府も将来の電力供給過剰、電力料金高騰を懸念し、丸紅等との電力購買契約にあたって、契約保障のための多額の預託金拠出を拒否しており、電力購買契約の交渉は頓挫していました。今回、私たちの質問への回答により、JBIC、NEXIが支援検討を停止したことが判明しましたが、支援検討を停止した理由についての回答は得られていません。

丸紅、JBIC、NEXIは現在も、インドネシアのチレボン石炭火力発電事業・拡張計画やベトナムのギソン2石炭火力発電事業などの建設を推進中です。私たちは、他の計画中・建設中の石炭火力発電事業についても早急な事業中止・支援中止を引き続き求めています。

参考資料

ファクトシート:モルプレB(5&6号機)石炭火力発電事業(こちら
「ダイベスト丸紅!」特設ページ(リンク

お問い合わせ

「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、田辺有輝
電話:03-3505-5553 メール:tanabe@jacses.org


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