気候ネットワーク 市民のチカラで、気候変動を止める。

はじめに:CAN(気候行動ネットワーク)について


【35】CANロゴCAN(気候行動ネットワーク)とは

CAN(Climate Action Network)は、130カ国・1800以上の団体からなる、世界最大の気候変動NGOネットワーク組織です(2021年12月現在)。1989年に設立されてから継続的に気候変動交渉に関わっており、「COP参加者の間でCANを知らない人はいない」と言われるほどです。

気候ネットワークもCANに参加する団体のひとつとして、世界中のNGOと連携し、活動しています。また、気候ネットワークは、CANの日本拠点である「CAN-Japan」の事務局を担っています。

CANの活動

CANは、気候変動に関する情報や対策強化のための戦略を共有し、各国政府やメディアに対して働きかけを行っています。専門性にもとづく調査・分析によって、温暖化防止の国際制度について提言を行うとともに、対策に消極的な国の政府を批判することで国際交渉を後押ししてきました。

CANがCOP期間中に毎日発行しているニュースレター「eco(エコ)」は会議参加者に広く読まれています。会議で政府の交渉官が発言する際にecoの記事を引用することもしばしばあります。

また、CANは日々の交渉で最も後ろ向きな国の政府に対して、不名誉な「本日の化石賞(Fossil of the Day Award)」を贈ることでも知られています(逆に、めざましいリーダーシップをとった国には、名誉ある「本日の宝石賞(Ray of the Day Award)」が贈られます)。

さらに、各国政府代表団と個別の協議を繰り返し行い、温暖化問題の解決を求める世界の市民社会の声を伝えています。

「CANインターナショナル」と世界各地の”CAN”

世界中のCAN参加団体のコーディネートは、「CANインターナショナル」が担っています。また、世界各地には、地域の団体をコーディネートするCANの窓口組織があります(2021年12月現在で22団体)。それぞれの地域の気候変動対策を進めるとともに、最新情報を世界中で共有・意見交換し、活動を戦略的に展開しています。それが国際交渉の後押しにもつながるのです。
 
 
CANについての情報源

 CANの詳細や最新情報については、次をご覧ください。

CANの日本拠点であるClimate Action Network Japan(CAN-Japan)については、こちら

また、詳細や最新情報(参加団体一覧、イベント、政策提言、プレスリリースなど)は次をご覧ください。


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