【開催報告】養成講座・気候アクションワークショップ

【第1回】レクチャー「気候危機と脱炭素社会への展望」&座談会
~仲間と一緒に最初の一歩をふみだそう!

こんにちは、スタッフの小畑です。

脱炭素社会の実現に向けて、効果的にアクションしてみたいという方は少なくはないのではないでしょうか。

気候ネットワークではそのような方を対象とした「気候アクションワークショップ」開催しています。「気候アクションガイド」を活用しながら3回の講座を通して、参加者同士でつながり、意見を深め合い、自分のアクションには何が必要かを探り、行動につなげることを目的としています。初回は気候ネットワーク会員やボランティアの参加者と一緒にはじめの一歩となるアクションについて考えました。

続きを読む 【開催報告】養成講座・気候アクションワークショップ

映画「グレタ ひとりぼっちの挑戦」の上映会を開催!

4月10日、横須賀のヨコスカ・ベイサイド・ポケットにて、映画「グレタ ひとりぼっちの挑戦」の上映会が行われました。この上映会は、気候変動について考え行動できるきっかけになることを願って、横須賀市や三浦市の市民が企画したものです。

この映画の主人公のスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんは、15歳の時から「気候のための学校ストライキ」という看板を掲げ、学校を休んで政府に気候変動に対する行動を求めました。グレタさんの始めた活動が、若者を中心に世界に広がっていく様子や、2019年ニューヨークで開催された国連気候変動サミットに参加するためにヨットで大西洋を横断することになったプロセスが描かれています。(詳しくはこちら

今回の上映会に協力する形で気候ネットワークの東京事務所から4名が運営スタッフとして参加しました。

続きを読む 映画「グレタ ひとりぼっちの挑戦」の上映会を開催!

世界気候アクション0325に参加します!

こんにちは、新しく気候ネットワーク東京事務所に入職した小畑です。

世界の数百万人の若者を中心にFridays For Future(未来のための金曜日、以下FFF)が開催する「世界気候アクション」が、今年も3月25日(金)に開催されます。

世界気候アクションは、過去にも年数回のペースで行われてきました。前回はCOP26(気候変動枠組条約第26 回締約国会議)に合わせてアクションが企画されました。(詳細はこちら

続きを読む 世界気候アクション0325に参加します!

映画「グレタ ひとりぼっちの挑戦」を観て 

こんにちは、スタッフの広瀬です。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんの素顔に迫るドキュメンタリーで映画”グレタ ひとりぼっちの挑戦”を観てきました。

 

 

この作品は、気候変動への政府の対応に抗議する当時15歳の少女として世界に知られるようになったグレタ・トゥンベリ-に活動初期からスウェーデンのドキュメンタリー映画監督ネイサン・グロスマンが自ら密着し、環境活動や貴重なプライベートを映し出している。気候変動に興味がなかった人だけではなく、これまでのグレタの活動を断片的に受けとめて来た人も、グレタに影響されてアクションを起こした若者も、それぞれに見ごたえがある作品ではないだろうか。

スウェーデンの国会議事堂前で未来のための学校ストライキをするグレタ・トゥンベリーさん

たった一人で始めた学校ストライキから見つけた大切なこと

映画は国政選挙が迫る国会議事堂の前でスウェーデン語で「気候のための学生ストライキ」と書いたプラカードを持ち、一人で座り込んで抗議活動を行った場面から始まっている。まさに“ひとりぼっちの挑戦”だ。やがてグレタに賛同して座り込む若者たちが増え、SNSで拡散したことで、彼女の影響力は国境を超える広がりを見せる。早急な温暖化対策を訴え毎週金曜日にデモを行う「Fridays For Future」(FFF)など、賛同者は今や世界で700万人に及んでいる。私はこのアクションが世界中の人々に気候変動対策を本気で考えるきっかけにさせ、脱炭素の実現に向けて社会が動き出すことを後押ししているにちがいないと感じる。
我々の社会ではややもすると、多数決で物事を決める場面が多いが、実は少数派意見の中から課題解決の手がかりを見つけ出せることがまま有る。自分と違う意見や考え方に対してリスペクトすることの大切さを学ぶことができる。

グレタを支えた家族の挑戦

作品の中ではグレタが抱えるアスペルガー症候群についても率直に伝えている。症状の中に、ひとつの物事に執着する、こだわり続けるという特徴があるそうだが、それこそが彼女が気候危機にこだわり続け、若くして気候正義のムーブメントを主導する存在にまでなった要因であったことを本作は教えてくれる。
グレタにとって環境問題を考えるきっかけとなったのは学校の授業だった。科学者が気候危機を発信していることを学び、世界でろくな対策も取られてない事実を知り、グレタは、数日間食事も喉が通らなくなり寝込んでしまった。同じ映像を見せられた多くの子どもたちも同じように見た瞬間は驚くだろうが、大抵は目先の関心事に興味が移り、温暖化のことは頭の片隅にしまっておくか忘れてしまうことが少なくない。しかしアスペルガーのグレタはその特性から見過ごすことは出来ずに常にその事が頭の中心に居座り続ける。
温暖化は彼女にとってはまさに今そこにある危機で、ゆっくりしている時間はないのだ。しかし他者はそのことを簡単には理解できない。追い詰められた彼女の行動は、アスペルガー故の孤独な闘いであり挑戦といえるだろう。
当初両親はストライキに反対だったが、生き生きとした彼女をみて、グレタへの支援を惜しまなかった。オペラ歌手の母は移動手段を飛行機から船や鉄道に変え、グレタに常に寄りそう父親の姿があった。「子どもの良いところを伸ばしてあげたい」と思う親の気持ちは私自身も全く同じだが、子どもの思想を尊重し、子どもに寄り添い、成長に合わせた親としての立ち位置を改めて考える機会となった。
孤独な闘いから始まった彼女の行動が多くの人々を感化し世界中に広がったアクションへと繋がったのは、彼女の考えに向き合った両親の助けも大きな役割を果たした。もはやグレタにとってではなく多くの人々にとっても温暖化はいまそこにある危機となったのだ。

グレタのメッセージは正確に伝えられている

映画は監督であるネイサン・グロスマン氏がほとんど一人で撮影、録音したそうだ。監督と彼女や家族と信頼関係を築くことができたのは、気候変動の考え方や興味が一致したからこそだ。特に、グレタと一緒に大西洋を横断してニューヨークまでヨットで同行したシーンは簡単ではなかったことが想像できる。難題に立ち向かう活動家の顔を余すことなく記録できたことで、観る側としてはよりリアルに迫力が伝わって来た。何より、グレタ自身が鑑賞し、「ちゃんと自分自身がいた」という感想からは、グレタのメッセージを正確に伝えていることがわかる。

2019年スペインマドリードで行われた気候変動枠組条約締約国会議(COP)でスピーチをするグレタさん

どうしたら未来を守れるの?

グレタが学校ストライキをしたのは、安全な未来のために指導者たちが科学者たちの声に耳を傾けてほしいということだ。それに対して政治家から虚言を吐かれたり、批判されたりすることもある。その言葉の過激さに私自身も映画を観ているだけでフラストレーションを感じた。
どうしたらメッセージが伝わるのか、どうしたら未来を守ることができるのか、言葉の上だけではなく、本当の意味で地球上のみんなで受け止めて行動に移してほしいと感じた。

私たちのアクション

気候変動に関する科学的分析や予測などをまとめる国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第1作業部会は2021年8月、人間の活動が温暖化を引き起こしていることは「疑う余地がない」と初めて明記した第6次評価報告書を公表した。温暖化は世界中で熱波や大雨などの異常気象に影響を及ぼしており、化石燃料を大量に消費する状況が続けば産業革命前と比べて今世紀末に最大5・7度上昇する可能性があるという。

もはやゆっくりしている時間はない。パリ協定で掲げている1.5℃目標に向けて、社会のシステムチェンジが必要だ。「電気のスイッチをこまめに消すなど、一人ひとりができることをコツコツする。」ということだけでは、全く間に合わない。
じゃあどうすれば?という多くの問いかけをいただき、このたび気候ネットワークでは、未来を守るために「気候アクションガイド」を作成している。
そこには5つのアティチュードとサイエンスを表現すると共に具体的な参考アクションを暮らしのあらゆる場面で参考にすることができるよう工夫している。既にHPでもご紹介しているので、是非お役立ていただけるよう願っている。

 

ダウンロードはこちらから

https://www.kikonet.org/wp/wp-content/uploads/2022/01/kiko-action-guide.pdf

 

【袖ケ浦講演会報告】気候変動から私たちの未来を考える~私たちにできること~

 2019年に石炭火力発電所の建設計画が中止された千葉県の袖ケ浦市では現在、大規模な天然ガス火力発電所の建設が計画されています。その袖ケ浦市で、昨年(2021年)の1225日、火力発電の問題に取り組んできた市民団体「袖ケ浦市民が望む政策研究会」が主催する講演会「気候変動から私たちの未来を考える ~私たちにできること~」が開催され、気候ネットワーク理事の平田仁子が基調講演を行いました。本稿ではその内容についてご紹介します。 続きを読む 【袖ケ浦講演会報告】気候変動から私たちの未来を考える~私たちにできること~

新しいスタートに向けたご挨拶(平田仁子)

(English below)

私事で恐縮ですが、こちらのブログを通じて、本日をもって気候ネットワークを退職しますことをお知らせさせていただきます。

私が気候ネットワークに参加したのはCOP3後の団体設立時でしたので、約四半世紀という自身の人生のほぼ半分にあたる時間をともに歩んできました。この間、さまざまな方と出会い、学び、議論し、また、たくさんの励ましや応援をいただきました。気候変動はどこまでいっても奥深いテーマであり、この問題にぶれずに向き合い続ける機会を与えてくれた気候ネットワークという場こそが、私を育ててくれました。

日本におけるNGOの位置はこの数十年の間にいくらかの変化があり、力を備えてきたと思いますが、今でも厳しいことには変わりありません。社会における認知や参加・支援の輪も、問題の大きさに照らせば全く足りません。それでも、知恵を絞り、協力者とともに取り組んできたことで得られた成果や見えてきたこともあります。今年2021年にゴールドマン環境賞の受賞に至ったのも、継続したチームワークがあったからこそだと思っています。

しかし、気候変動を巡る情勢は一層厳しく、今、重要な局面を迎えています。日本のNGOとしての気候ネットワークの役割は今まで以上に重要になっています。浅岡代表とスタッフがその役割を担い、仲間を増やし、この大きなチャレンジに力強く取り組んでいけるよう、引き続きのご支援をお願いいたします。

私自身の目線も変わらず市民社会にあります。これからも理事として気候ネットワークを応援しながら、今後、私自身が果たせることを見定め、2022年に新しい形でのスタートを切りたいと考えています。そして、市民社会を育んでいくことを通じて困難を乗り越えていけるよう、大きな希望を持って歩んでまいります。

感謝の気持ちはとても言い尽くせませんが、これまで様々な形でお世話になった皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

今後につきましては、LinkedInもしくはツイッター(@kimihirata)でお知らせいたします。

平田仁子

My Departure and New Journey

Dear all,

Please allow me to use this blog space to discuss something personal and announce that today will be my final day at Kiko Network.

I joined Kiko Network from its start just after COP3 in 1998. Since then, I have spent almost half my life with Kiko Network, which has provided me a space to dedicate myself to the complex and multi-faceted issue of climate change. During this journey, I have met many people, talked with them, received encouragement and support from them, and learned from them. Through this work, I have grown both professionally and personally.

The position of NGOs in Japan has grown stronger over the last few decades, but many challenges still remain. In light of the scale of this issue, social awareness, public participation and support are still not sufficient. Nevertheless, even with limited capacity, we have been able to achieve a great deal and gain many new insights through the wisdom and efforts of our supporters and collaborators. Being awarded the Goldman Environmental Prize in 2021 is proof of the power of our network.

We are now facing an unprecedented climate crisis, and in this critical moment the role of Kiko Network as a Japanese NGO is more crucial than ever. I’m confident that Mie Asaoka and my colleagues at Kiko Network will continue to work hard to tackle these immense challenges. Please continue to support us and our work; I will continue to do so as a Board Member, too.

Now, I will take a new step and once again challenge what I believe I can do. I will continue to be closely engaged with civil society and climate work, and I hope that we will walk forward together in overcoming these challenges of our time, affirming our belief that change is possible.

To follow me on my next steps, please find me on LinkedIn or my Twitter (@kimikohirata).

Thank you all.

Kimiko Hirata

気候変動政策の国際的な評価ランキング!日本の順位は60カ国中「第45位」 

東京事務所の鈴木です。

いきなりですが、日本の気候変動対策は世界的にみてどのぐらいの順位だと思いますか?

英グラスゴーで開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)で、世界の国々が気候変動対策について議論していた最中の9日、ドイツのNGOジャーマンウォッチが主要排出国60カ国の気候変動政策の評価ランキング「気候変動パフォーマスインデックス2022(原題:Climate Change Performance Index 2022, CCPI)」を発表していたので、紹介します。

続きを読む 気候変動政策の国際的な評価ランキング!日本の順位は60カ国中「第45位」 

10月16日無料配信!気候危機を訴える音楽ライブイベント”Climate Live”

気候ネットワークのブログをお読みのみなさん、はじめまして!

気候危機を訴える音楽ライブイベント「Climate Live」を企画・運営しているメンバーの一人の小出愛菜と申します。

「Climate Live」とは世界40カ国の若者が主体となり、気候変動への理解と行動喚起を目的の音楽ライブイベントです。 続きを読む 10月16日無料配信!気候危機を訴える音楽ライブイベント”Climate Live”

自治体が進める脱石炭:アジアで初めてPPCAに加盟した韓国・忠清南道

はじめまして!6月から気候ネットワークのスタッフになった田中です。

ここ1年ほど、コロナ禍で在宅時間が増えたこともあって、自分の住んでいる地域(兵庫県西宮市)の市政ニュースや県政ニュースをじっくり読む時間が増えました。「実はこんな取り組みをしていたんだ」と気づくことも多くて、最近では西宮市が「ゼロカーボンシティ」を宣言していたと知りました。 続きを読む 自治体が進める脱石炭:アジアで初めてPPCAに加盟した韓国・忠清南道

市民のチカラで、気候変動を止める。