学生が見た!国連気候変動ボン会議~気になる中の様子は?~

みなさま初めまして。気候ネットワークボランティアの吉岡です。

わたしは現在大学3年生で、普段は気候ネットワークボランティアとして国際交渉の勉強会に取り組んでいます。このたび、ドイツで開催されている国連気候変動ボン会議にオブザーバーとして参加していました。

勉強ももちろんですが、国際交渉に臨む様々な人たち(NGOの方、交渉官の方、海外の若者などなど・・・)に実際に会うことで、様々な視点から交渉をとらえたいと思い、参加させていただきました。

会議もいよいよ終了。今回は、わたくし吉岡が会議場の様子をお伝えいたします!

 

会議場の様子は?ホテルが会場!?

ボン会議はマリティムホテルという場所で行われています。中には複数の会議室、気候変動関連機関・団体の出展ブースや、パソコンコーナーもあって、ほんとにここってホテル!?と思ってしまいました。中でも興味深かったのは、こちらのパネル。これまでの交渉や気候変動に関する政府間パネル( 。

たとえば先進国はどの分野(エネルギー、森林、農業など)にどれだけ資金援助を出しているのかが分かりやすくまとまっているパネルがありました

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会議場のいたる所にある展示パネル

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会議場1階のようす。展示ブースが並んでいます。

 「気候変動はワールドカップよりもグローバル」!!

ボン会議は各国政府の交渉ですが、会議には10代、20代のユースが少なくとも20人ほど参加していました(ほとんどが女子でした!)。彼らは未来の世代の一員として、交渉がうまく運ぶようにメッセージをだしています。

12 会議場前で、ユースによるアクションが行われました。「カーボン・チーム」(炭素チーム)と、「ネット・ゼロチーム」(純排出ゼロチーム)の対戦です。化石燃料に依存しない、クリーンな未来に向けたメッセージが込められています。

このほかにも、「Game of Climate」(気候のゲーム)と称して、“2015年に合意される新しい枠組みに必要な基準をクリアすれば勝ち!”というゲームに交渉官を巻き込み、ユースも2015年合意をどうしていくかの議論に参加しているんだ、ということをアピールしていました。

写真

 

会議もいよいよ終了

2週間に及ぶ会議もいよいよ 。本格化する交渉の中で、各国は対立を越えて議論を進めていかねばなりません。

今後の日本の動きにも注目です。昨年のワルシャワ会議COP19の結果、2015年の合意に向けて、先進国も途上国も全ての国が、事前協議のために国別目標案(温室効果ガス排出削減目標など)を、2015年3月までに提出するよう求められています。その決定をうけ、ボン会議では、各国が来年3月までに目標案を提出する意思を次々と表明しています。

そんな中、日本政府は来年3月までに提出できるかどうか未定としているようです。日本の出遅れが目立っており、環境NGOからは日本などに対し、目標案を2015年3月までに出すよう求める声が上がっています。

”Act locally”~温暖化対策を地域から世界へ~

 東京都では、日本で唯一「キャップ・アンド・トレード制度」が採用されています。これは、この制度に参加している企業ごとにCO2を排出できる量の上限(キャップ)を決めて、それを超えて排出する企業と排出できる量に余裕のある企業の間で取引(トレード)を行う仕組みです。

この取り組みで、東京都は3年間で大幅 排出削減に成功しました。今後もこの制度を発展させていくために、ほかの都市から学ぶなど、企業だけでなく行政もさらなる改善が必要であるとのことでした。

複雑な国際交渉がなかなか思うように進まない中で、やはりAct locallyを積み重ねていくことが、世界の道筋を築いていくのかもしれませんね。

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ついにボン会議も閉幕。次は10月に開催されます。

ボン会議の内容が気になった方は、7月2日開催の国連気候変動ボン会議報告会にお越しください!

国連気候変動ボン会議
~世界は2020年以降の新枠組み合意に向けて動いている~