台風19号接近 早め早めの対策が大事!

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こんにちは、京都事務所の防災士広瀬です。

10月だというのに、ここしばらくは、まだまだ半袖で過ごせるほどの陽気です。日本の南海上には心配な台風が・・・
早め早めの避難が大切。

みなさん、自分の命を守るための準備をしてください。

台風19号の雲の様子(写真:気象庁)

台風19号:気象庁の緊急会見

大型で猛烈な台風19号が日本に接近しています。

気象庁の予報官が9日午後2時から異例の緊急会見を開き「台風は非常に強い勢力を保ったまま12日から13日にかけて、西日本から東日本に接近、または上陸するおそれがある。台風は大型のため、広い範囲で大きな影響を受けるおそれがある」と述べた。会見では、「早め早め」というワードが8回も出てきています。

大雨に注意

湿った空気の影響で、非常に激しい大雨となる恐れがあります。特に紀伊半島や東海、関東、東北では記録的な大雨となる恐れもあり、土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水に警戒が必要です。

大荒れのピークが12日(土)の夜と夜間のため、自治体から出される避難情報に注意し、明るいうちの避難を心がけて下さい。停電に備えて、懐中電灯や非常食、飲料水を準備しておきましょう。スマートフォンなどもあらかじめ充電しておくようにして下さい。

暴風に注意!

今回と同じクラスの勢力だったのが、2018年に関西を襲った台風21号。大阪府内では強風が吹き荒れ、看板や建物の屋根が次々と落下し、自転車も宙を舞っていたそうです。この台風21号の上陸時の中心気圧は、950hPa。今回の台風19号が接近する際の予想気圧と、ほぼ同じです。

また、今回の予想最大風速も、2018年の台風21号や先日千葉に爪痕を残した15号と同じ規模の45メートルで、走行中のトラックが倒れるほどの暴風となるおそれがあります。

先日の台風15号で甚大な被害があった千葉では、ブルーシートが飛ばないように注意喚起がなされています。本当に異常事態です。

日本周辺の海水温度(出典:気象庁) 

高潮に注意!

気象庁のHPで日本付近の海水温度を調べてみると、日本列島の東側キワキワまで平年よりも2℃高い27℃となっています。台風19号は上陸直前までエネルギーを蓄え続け、北上していくだろうと考えられます。更に、関東周辺では、台風接近時刻に満潮時刻が重なるおそれがあります。高潮による被害も考えられます。

各地の満潮時刻(出典:tenki.jp)

台風に向けて早め早めの対策を!

停電・断水・道路寸断に備える

先日千葉に爪痕を残した台風15号でも経験したように、今回も電柱が倒れたり、電線が切断され、停電になる可能性は充分考えられます。また、道路は寸断され、断水も考えられます。

台風が来る前にやるべきことは次の4つです。

  • ハザードマップを確認
  • 避難の準備をする
  • 避難場所の確認
  • 家族、地域の人と共有

避難の準備グッズとして確認しておきたいものはこちらです。

  • 備蓄食料(最低3日分)
  • 飲料水(一人1日3リットル)
  • 水の汲み置き
  • LEDランタン
  • 乾電池、携帯電話の充電など

避難する際には、薬や入れ歯、メガネなど代替えがきかないものを確認する必要もあるでしょう。

もしも、台風が逸れて、被害があまりなくても…

万が一台風のコースが変わって、逸れた場合、備えたことを決して嘆かず、それで良しとしてください。万が一の備えとはそういうものです。

温暖化はすぐには止められません。今後も、強烈な台風はきっと繰り返し日本にやってくることでしょう。今回の備えは、台風19号だけでなく、その後の防災にも役立つのですから。

温暖化が進めば、台風が猛烈に

海水温度は年々上昇しています。

海水温度の推移(出典:気象庁)

今後も温暖化が進むと、海での水蒸気量が増えて、それによって台風がその強さを増すおそれがあります。台風19号は最低気圧が915hPaで「猛烈」と言われていますが、もしも温暖化がこのまま進めば、2050年には895hPaのスーパー台風が日本を襲うおそれがあるとの予報もあります。

同時に、防災対策だけでなく、気候災害をこれ以上激化させないための温暖化対策(省エネ、脱石炭、再生可能エネルギーへの転換など)も重要です。

 

※記事トップの台風の写真はイメージ画像です。