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COP25マドリードで見た気候アクション〜世代間・世代内公平性のために〜

こんにちは、気候ネットワーク京都事務所インターンの塚本です。普段は大学院生です。

この度、気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)に、気候ネットワークインターンとして2週間参加してきました。

COP25マドリード会議期間(12月2日〜13日(会議が延長したので実質15日まで))中、現地では、Fridays For Future(未来のための金曜日)や、その他さまざまな市民グループによる気候アクションが行われていました。

私もCOP25での気候アクションに参加してきましたので、写真付きで報告していきます。

*Fridays For Future:スウェーデンの気候活動家であるグレタ・トゥーンベリさんが、スウェーデンの国会前で毎週金曜に座り込みを続けたことをきっかけに広がった、世界中の若者が気候変動対策を求める社会運動/そのネットワークのことです。

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【発表報告】増やせ、自然エネルギー100%大学!@COP25ジャパン・パビリオン

気候ネットワークのインターン・自然エネルギー100%研究会の塚本です。

COP25マドリード会議に参加中で、会場内でこのブログを書いています。

さて、12月9日17時半より、COP25マドリード会議のジャパン・パビリオンにて、「Increase! 100% Renewable Energy University(増やせ!自然エネルギー100%大学)」と題して、60分間の講演を行いました。

発表の様子(写真:田勢奈央)

COP25マドリード会議に参加中

市場メカニズム、共通のタイムフレーム等々、様々な交渉の論点に注目が集まるCOP25マドリード会議。パリ協定の実効性を高めるためにも、ルールブックの詳細に時間をかけることは、非常に重要です。

同時に、#Stepup (各国の温室効果ガス排出削減目標の引き上げ)、脱石炭の緊急性についての要請が、会議場内外で大きな高まりを見せています。

日本の石炭推進政策への批判は特に強烈で、日本は会議期間中に、2度も不名誉な化石賞を受賞してしまいました。

「日本の高い技術なら石炭OK」という人も未だにいるようですが、科学は石炭火力の継続とパリ協定1.5〜2℃目標の実現が両立しないことを明らかにしています。

また、実用のめどがたっていないだけでなく、コストが高過ぎて誰も商業ベースでやりたがらない「炭素回収・貯留(CCS)」技術をあてにする夢見がちな考えがあることにも驚きます。

実際に気候変動が進む時代に生きることになる将来世代としては、世界が2050年よりも早い段階で脱炭素化し、全アクターによる、電力・熱・輸送における自然エネルギー100%を実現することが緊急的に求められると思っています。

「大学の脱炭素化」調査を実施

そこで、「大学」という一つのアクターに注目し、自然エネルギー100%研究会として、今年4月より「大学の脱炭素化」をテーマに調査を開始しました。

本調査の目的は、大学の脱炭素化を加速することにあります。

大学を対象とした理由の一つとして挙げられるのが、学術機関・教育機関として社会的規範を示すはずの大学が、世界の温暖化対策に逆行する経営・教育活動を行っているのではないか、という問題意識です。

調査内容としては、千葉商科大学やニューヨーク州立大学バッファロー校を対象とした先進事例調査や、関西の全大学(151校)を対象にしたアンケート調査等の活動を行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

ニューヨーク州立大学バッファロー校メガソーラー(写真:筆者)

COP25で発表!自然エネルギー100%大学アンケートの内容と結果とは?

そこで、COP25マドリード会議の機会に、ジャパン・パビリオンで、自然エネルギー100%大学のアンケート調査結果を発表しました。

アンケート調査方法

アンケート調査票は、主に4つの考え(パワーシフト・創エネ・省エネ・自然エネルギー100%への関心)に基づいて作成しました。

筆者発表スライドより

アンケートでは、「年間の電力使用量と電力創出量の比較」「自然エネルギー自給率やその達成目標」「自然エネルギー100%に関する議論の有無」等について質問しています。

アンケート調査結果:関心は低い!

調査を終えた段階の概観として、(関西の)大学の温暖化対策への関心は、低いという印象を受けています。

調査から得られた知見として、次の点が主に挙げられます。

  1. 電力調達基準の低さ
  2. 自家発電設備投資のインセンティブの弱さ
  3. 経費削減を目的とした省エネへの関心が高い
  4. 自然エネルギー100%・自然エネルギー導入への関心が極めて薄い

これらの理由として、資金不足・専門的な人材の不足・大学関係者が温暖化対策に関心が薄いこと、等が挙げられています。

年度末までに関西・関東でそれぞれ一度ずつ、調査報告会を開催予定ですので、追ってお知らせします。

その際には、調査結果や今後の対策について、より詳細にご報告します。また報告会にて、調査報告書を配布できるように準備します。

脱炭素化に向けた日本の姿勢ははまだまだ弱いですが、COP25マドリードであがる「脱炭素」「野心引き上げ」の声に、日本の大学も応えなければいけませんね。

地球温暖化セミナーin山口を開催して

こんにちは。京都事務所インターンの塚本です。

地球温暖化セミナーin山口を開催

2019年2月11日(月)、山口県山口市にて、「地球温暖化セミナーin山口 最新の気候科学とCOP24合意から考えるネクスト・ステップ」を開催しました(主催・気候ネットワーク)。

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自然エネルギー100%宣言事例 〜自治体〜

皆さんこんにちは!

気候ネットワークインターン生の塚本です!

自然エネルギー100%プラットフォーム発足に際して、すでに100%宣言をした団体を、インタビュー内容を基に連続コラム形式で掲載していきます。

第一弾として、宝塚市の事例を取り挙げていきます。

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気候変動NPOが辿ってきた軌跡と展望〜学生インターンの目から

みなさんこんにちは。

気候ネットワークインターン生の塚本です。

気候変動NPOでインターンシップをしている身として、気候変動NPOの歴史や抱えている課題を知っておきたいという思いから、この記事を書こうと思い立ちました! 続きを読む 気候変動NPOが辿ってきた軌跡と展望〜学生インターンの目から

日本のエネルギー政策を考える〜CASA第一回エネルギー学習会

皆様こんにちは!

気候ネットワークインターン生の塚本です。

先日私は、地球環境市民会議(CASA)主催の第一回エネルギー学習会に参加してきました! 以下、その報告をいたします! 続きを読む 日本のエネルギー政策を考える〜CASA第一回エネルギー学習会

セミナー「自治体と自然エネルギー100%を考える」を開催して

セミナー「自治体と自然エネルギー100%を考える」

皆様こんにちは、京都事務所インターン生の塚本です。

先日発足した、自然エネルギー100%プラッットフォームを契機として、2018年2月19日(月)京エコロジーセンターにて、セミナー「自治体と自然エネルギー100%を考える」を開催しました。 続きを読む セミナー「自治体と自然エネルギー100%を考える」を開催して