こんにちは、東京事務所の稲葉です。気候ネットワークの職員となり1年がたちました。初めてブログを投稿いたします。
アスリートやスポーツファンとして気候危機を回避するために何ができるだろうか。そんな想いを胸に、今回は、トレイルランを楽しみながら環境保全や気候変動活動をされている二人のアスリート、新坂志保里さんとルイ・ブルツさんにインタビューしました。 続きを読む トレイルランを楽しみ、自然環境を守り、気候変動を止める
こんにちは、東京事務所の稲葉です。気候ネットワークの職員となり1年がたちました。初めてブログを投稿いたします。
アスリートやスポーツファンとして気候危機を回避するために何ができるだろうか。そんな想いを胸に、今回は、トレイルランを楽しみながら環境保全や気候変動活動をされている二人のアスリート、新坂志保里さんとルイ・ブルツさんにインタビューしました。 続きを読む トレイルランを楽しみ、自然環境を守り、気候変動を止める
スポーツの世界でも、気候変動の影響が無視できなくなっています。2021年開催の東京オリンピックでは、マラソンや競歩の開催地が暑さを避けて札幌に移ったほか、テニスの試合中に暑さで苦しむ選手が、「死んだら誰が責任を取るのか」と審判に問いただす場面もありました。
より身近なスポーツの場面でも、猛暑や豪雨等の自然災害による試合の中止や延期、練習時間の制限、降雪量の減少によるウィンタースポーツのシーズン短縮など、気候変動による影響が顕著になってきています。 続きを読む アスリートも気候変動について声をあげ始めた
こんにちは、スタッフの小畑です。昨年の10月15日に、神奈川県小田原市にある「合同会社小田原かなごてファーム」が運営するソーラーシェアリングの見学に行ってきました。 続きを読む ソーラーシェアリング見学記 ~小田原のかなごてファーム~
こんにちは、京都スタッフの広瀬です。
11月に全国小水力発電大会が京都で開催され、エクスカーションに参加しました。奈良コースで体験し、学んだことや、地域の人々によって復活したつくばね発電所の取組を紹介します。 続きを読む 第7回全国小水力発電大会in京都 エクスカーション(奈良コース)参加報告
気象庁によれば今夏(6〜8月)の平均気温は平年を0.91度上回り、2010年に次いで過去2番目に高くなったそうです。また日本海側の海面水温は観測史上最高を記録したそうです。京都でも猛暑日が続き、舞鶴市では平年よりも7.6日も猛暑日が多くなったそうです。これだけの暑さが続けば当然冷房の需要も増加し、今夏の電力需要は想定需要を上回る地域が複数ありました。この夏の電気代請求明細を見て「電気代こんなに高かった?」と思った方も多いのではないでしょうか。
一方10月に入り、連日の最高気温30度越えの状況から一転して最高気温が20度を、最低気温では10度を下回る日まで見られるようになってきました。12月に入ってからは気温は一気に急下降し、雪の予報も見られるようになってきました。気象庁の1か月予報では12月(12/3〜1/2)は平年並みから平年よりも高い気温になる可能性が高くなっています。一方でラニーニャ現象の継続によって1月以降は平年よりも気温が低くなる可能性が高く(40%)なっています。
そうなってくると心配になるのが冬場の電気代です。 続きを読む 冬の電力どうなる、どうする? 電気代が上がっているのはなぜ?
こんにちは。京都事務所の山本です。今回、日本初?と思われる、気候変動訴訟をテーマとした裁判ドラマについて紹介したいと思います。気候変動訴訟について詳しく知りたい方は、一原さんが寄稿してくださっている記事を参照してください。
今なぜ、気候変動「訴訟」?(第3回) 続きを読む 気候変動訴訟をテーマとした裁判ドラマが完成!日本の気候変動訴訟における課題を考える
今年5月に気候ネットワークに入職しました菅原です。1年半ほどスペインのバルセロナに滞在していたので、そこで感じたことを振り返ってみました。
バルセロナ市は、地中海に面した、コンパクトで人口密度が高い、スペイン第2の都市です。ガウディを始めとする、有機的なデザインの建築物や、自由でゆったりとした雰囲気が素敵なところです。
現地の人々は外で時間を過ごすのが好きで、道には飲食店のテラス席や、公共のベンチがたくさんあります。私が特に好きだったのが、街中に植わっている多様な木々です。見た目が美しいのはもちろんのこと、日差しの強いスペインでは木々が提供する日陰が欠かせません。 続きを読む バルセロナで見た脱炭素社会へのヒント
2022年のG7では、ロシアのウクライナ侵攻や燃料価格の高騰などを背景にエネルギー安全保障への懸念が高まるなか、気候変動対策の具体的な行動を加速させるため、G7でどのような合意形成がなされるかが、気候変動分野での注目ポイントの一つでした。
そのなかで、5月のG7気候・エネルギー・環境大臣会合のコミュニケ(共同声明のこと、以下「環境大臣コミュニケ」とします)では、はじめて「水素・アンモニア」が盛り込まれました。このことは「脱炭素手法として水素・アンモニアが認められた」と日本でも報道され、日本が推進するゼロエミッション火力=アンモニア・水素混焼が、石炭火力発電の排出削減対策として認められたのでは?と思われた方もいるかもしれません。本当にアンモニア・水素混焼が石炭火力発電の排出削減対策として認められたと言えるのか、今回は環境大臣コミュニケを読み進めたいと思います。
こんにちは、スタッフの広瀬です。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんの素顔に迫るドキュメンタリーで映画”グレタ ひとりぼっちの挑戦”を観てきました。
この作品は、気候変動への政府の対応に抗議する当時15歳の少女として世界に知られるようになったグレタ・トゥンベリ-に活動初期からスウェーデンのドキュメンタリー映画監督ネイサン・グロスマンが自ら密着し、環境活動や貴重なプライベートを映し出している。気候変動に興味がなかった人だけではなく、これまでのグレタの活動を断片的に受けとめて来た人も、グレタに影響されてアクションを起こした若者も、それぞれに見ごたえがある作品ではないだろうか。
(English below)
私事で恐縮ですが、こちらのブログを通じて、本日をもって気候ネットワークを退職しますことをお知らせさせていただきます。
私が気候ネットワークに参加したのはCOP3後の団体設立時でしたので、約四半世紀という自身の人生のほぼ半分にあたる時間をともに歩んできました。この間、さまざまな方と出会い、学び、議論し、また、たくさんの励ましや応援をいただきました。気候変動はどこまでいっても奥深いテーマであり、この問題にぶれずに向き合い続ける機会を与えてくれた気候ネットワークという場こそが、私を育ててくれました。
日本におけるNGOの位置はこの数十年の間にいくらかの変化があり、力を備えてきたと思いますが、今でも厳しいことには変わりありません。社会における認知や参加・支援の輪も、問題の大きさに照らせば全く足りません。それでも、知恵を絞り、協力者とともに取り組んできたことで得られた成果や見えてきたこともあります。今年2021年にゴールドマン環境賞の受賞に至ったのも、継続したチームワークがあったからこそだと思っています。
しかし、気候変動を巡る情勢は一層厳しく、今、重要な局面を迎えています。日本のNGOとしての気候ネットワークの役割は今まで以上に重要になっています。浅岡代表とスタッフがその役割を担い、仲間を増やし、この大きなチャレンジに力強く取り組んでいけるよう、引き続きのご支援をお願いいたします。
私自身の目線も変わらず市民社会にあります。これからも理事として気候ネットワークを応援しながら、今後、私自身が果たせることを見定め、2022年に新しい形でのスタートを切りたいと考えています。そして、市民社会を育んでいくことを通じて困難を乗り越えていけるよう、大きな希望を持って歩んでまいります。
感謝の気持ちはとても言い尽くせませんが、これまで様々な形でお世話になった皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
今後につきましては、LinkedInもしくはツイッター(@kimihirata)でお知らせいたします。
平田仁子
My Departure and New Journey
Dear all,
Please allow me to use this blog space to discuss something personal and announce that today will be my final day at Kiko Network.
I joined Kiko Network from its start just after COP3 in 1998. Since then, I have spent almost half my life with Kiko Network, which has provided me a space to dedicate myself to the complex and multi-faceted issue of climate change. During this journey, I have met many people, talked with them, received encouragement and support from them, and learned from them. Through this work, I have grown both professionally and personally.
The position of NGOs in Japan has grown stronger over the last few decades, but many challenges still remain. In light of the scale of this issue, social awareness, public participation and support are still not sufficient. Nevertheless, even with limited capacity, we have been able to achieve a great deal and gain many new insights through the wisdom and efforts of our supporters and collaborators. Being awarded the Goldman Environmental Prize in 2021 is proof of the power of our network.
We are now facing an unprecedented climate crisis, and in this critical moment the role of Kiko Network as a Japanese NGO is more crucial than ever. I’m confident that Mie Asaoka and my colleagues at Kiko Network will continue to work hard to tackle these immense challenges. Please continue to support us and our work; I will continue to do so as a Board Member, too.
Now, I will take a new step and once again challenge what I believe I can do. I will continue to be closely engaged with civil society and climate work, and I hope that we will walk forward together in overcoming these challenges of our time, affirming our belief that change is possible.
To follow me on my next steps, please find me on LinkedIn or my Twitter (@kimikohirata).
Thank you all.
Kimiko Hirata