「温暖化防止教育」タグアーカイブ

インターンが見た!NPOで働くことと、高い志を持つこと。

こんにちは。京都事務所インターン生の鈴木です。

損保ジャパン日本興亜環境財団のCSOラーニング制度を活用して、2014年の6月から気候ネットワークでインターン活動を行ってきました。3月末をもってインターン期間が終了になり、今回は約1年弱の活動を振り返っていきたいと思います。

1)COP20@ペルーに参加

私のインターン活動の中で一番のハイライトは、2014年12月にペルーで開催されたCOP20(気候変動枠組条約第20回締約国会議)に参加させて頂いたことです。私自身、国際会議を傍聴する機会は初めてだったので、何から何までがとても新鮮で刺激的でした。世界各国の政府代表団がリマ(ペルーの首都)に一堂に会し、気候変動問題をどのように解決していくのか、という交渉を間近で見る経験は一生の「財産」になりました。

気候変動に関する前提知識がない中で参加した私は、最初の数日間は専門用語の理解をするのに必死でしたが、スタッフの方にサポートして頂き、徐々に交渉の争点が分かるようになり、日本の立ち位置や先進国と途上国の根深い対立関係などについて教科書を読んだだけでは分からない「臨場感」を肌で感じることができました。

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その経験に加えて、何よりも国際社会におけるNGOや市民社会の役割を学ぶことができたのが大きな収穫でした。国際交渉を行う主要なプレイヤーは、各国政府ですが、NGOも気候変動交渉の行方に大きく関わっています。ある会議では「Civil Society(市民社会)」という席が設けられ、NGOが気候変動問題に関して堂々と意見を述べる機会があります。またある国では、政府代表団の中にNGOを入れて、政策決定に大きく影響を及ぼしています。それ以外にもNGO自身が現場レポートを速報で書き、積極的に市民向けの情報発信をしたり、デモやイベントを開くことでより多くの市民とともに気候変動交渉の前進に向けた「うねり」を起こしたりしています。

多種多様なNGOが様々な活動を行っていますが、共通していることは「交渉を少しでも前に進めて、気候変動問題を解決に向かわせる」思いです。現地でインターンとして活動することで国際交渉におけるNGOの役割を自分自身の中で整理することができました。

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2)小学校での温暖化防止教育

インターン活動の中でもう一つの印象的な活動は、京都市内の小学校に赴き、地球温暖化防止の環境教育を行う「こどもエコライフチャレンジ」のお手伝いをさせて頂いたことです。将来の環境問題を解決できる人材を育成するため、地球温暖化についての授業を行い、どのように日々の生活をエコにできるのかということを小学生と一緒に考える活動に参加しました。

地球温暖化の仕組みをわかりやすく小学生に説明することは難しかったですが、それ以上に今の小学生がどんな考えをもっていて、どのように勉強に取り組んでいるのか、という環境という切り口から日本の教育の現場を見ることができたことが貴重な機会でした。まさに小学校の教壇に立たないと知ることができないことを自分の目で見ることができ、大学の机で勉強をするよりも何十倍もの価値がありました。

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3)NPO・NGOで「働く」こと、高い「志」をもつこと

長期間のインターン活動を通して、COP20やこどもエコライフチャレンジに関わっただけでなく、ラジオ出演、シンポジウム補助、アンケート集計、統計調査などNPOの中で「働く」ことの一部を経験することができました。

私自身の意見としては、NPOで「働く」ということは、社会の問題を市民の目線で解決に携わるということだと思います。環境問題であれ、エネルギー問題であれ、様々な社会問題に対して現場で何が起きているのかを把握して、市民一人ひとりがその問題解決の行動し、より良い社会を築いていく。その一翼をNPOが担っているということを深く学ぶことができました。

そして気候ネットワークをはじめ、様々なNPO職員の方々にお会いさせて頂いて、何よりも大切なことは高い「志」を持ち続けることだと感じました。各NPOの規模は小さく、予算も限られていることも多く、普段は地道な活動が中心になります。そして自分たちが政府に対して声を上げ続けても、政府が行動を変えるとは限らず、気候変動に関しては、なかなか問題解決が前進していないのも現状です。

そのような困難な状況でも高い「志」を維持し、その問題の解決のために情熱を失わず、行動をし続ける。一人ひとりの職員が「主体性」をもって、決して悲観的にならずに、様々な人を巻き込み、未来志向で行動していく。高い理想や情熱を持ち、それを実行する強い行動力が必要であることを体感しました。

以上がインターン活動を通して、私が学んだ点です。4月からは私は社会人として働くことになりますが、この経験を広い意味で社会に還元できるように行動し続けたいと思います。

最後になりましたが、気候ネットワークの職員の方々をはじめとして、インターン中にお会いさせて頂きましたすべての方々に心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

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第11回京都・環境教育ミーティング開催しました

こんにちは。環境教育/デザイン担当の岡本です。

京都は雨が降ったりやんだり晴れたり変な天候が続いていましたが、それでも少し暖かくなってきたようですね。

先月の全国シンポジウムの後風邪を引いてしまい、寝ても覚めても咳と頭痛に悩まされていたのですが、2月27日・28日で、第11回京都・環境教育ミーティングが無事終了しました。

第11回京都・環境教育ミーティングとは

京都環境教育ミーティングというのは、環境教育や環境保全活動に携わっている市民をはじめ、学生、NGO/NPO、事業者、教育・行政関係者、環境学習施設関係者が京都に集い、語り合い、課題解決に向けたネットワークを拡げ、これまで出会わなかった人や団体、取り組みなどと繋がり日本や世界を元気にする場づくりを目指して実施してきたものです。

これまで過去10年間にわたって開催してきた「京都・環境教育ミーティング」では、多くの参加者が集い、事例発表やワークショップを通して新たな人や団体、取組とつながる「交流の場」を生み出してきました。

今回は、環境教育の実践者が集い交流するだけでなく、ESDの視点も含め環境教育の現状と課題について議論し、環境教育をより良くしていくための新しい場について考えます。

というのが今回の趣旨。

2日間にわたるプログラムの1日目は、次の3時間ワークショップの二本立てでした。
①環境教育を深め拡げる視点〜日本的自然観〜
②これから求める温暖化防止教育〜評価がもつ可能性〜

この②を私が企画・担当させていただいたので、少し報告を兼ねて現状をお伝えします。

「これから求める温暖化防止教育」とはどういうことか

過日の気候ネットワーク全国シンポジウムの分科会のひとつで、環境教育と消費者教育との連携を取り上げました。

現状、温暖化防止教育は、「全国で実施されている」というには程遠く、環境学習についても地域ごとに大きな差があり発展途上です。その中、全国で温暖化防止教育が進められるよう制度が出来つつあります。

ひとつはこの「消費者教育としての環境学習」。

消費者教育推進法が出来て、これから消費者教育推進という観点から学校へのアプローチが出来るのではないかという可能性が見えます。

消費者教育実践者の課題は、これまで消費者教育があまりに狭い範囲で捉えられているということからの広がりのなさで、今回この推進法ができたことにより、消費者教育の幅が目に見えて広がりました。

今回このワークショップの中では、気候ネットワークが委託で実施している京都市立小学校全校(166校/2014年度)を対象とした温暖化防止教育「こどもエコライフチャレンジ」、京都府地球温暖化防止活動推進センターが実施している「親子省エネチャレンジ」、そして大阪府枚方市で実施されているS-EMS(School Environmental Management System)の実施に関する報告など、3事例を通して新たな視点や、これからの可能性を探るというものでした。

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枚方でのEMSの取り組みについて説明をする田中靖之さん

 

小学校での温暖化防止教育の違いは?

この3つに共通するのが小学校での教育ということ。

京都市のプログラムの特徴は、担い手が学び手と相互すること。教える側や、一緒に参加するボランティア、又は学校の先生が学び手となったり、児童はこの学習を通じて伝え手となる。運営はパートナーシップによって行われていて、行政、NPO/NGO、教育委員会と学校がひとつのプログラムを運営しているというところ。

省エネチャレンジは、範囲が広がり府という単位で実施していて、実施するのはそれぞれ任意の学校を通じて親子での取り組みとなっている。

枚方市の取り組みは、環境管理の中で学校の先生を対象に研修を行い、それぞれのプログラムの中にどう組み込んでいくかという話をするというものでした。

評価することがなにを意味するのか

今回このワークショップで意図していたことは、温暖化防止教育がもっと全国で広がる可能性が溢れているということ。しかし現状は即しておらず、地域コミュニティーやNPOといった担い手はこれまで進まなかった過去の経験から動けずにいるということへの気づき。

そして、この「評価」によって、この気づきがあるのではないかという提案でした。

ただ、今回参加者の方は、学校教育というものへの意見が違ったものが多かったり、温暖化防止教育そのものに対して意見したい方々が多く、なかなか思ったようには進みませんでした。

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意見交換では色んな年齢層の方々から意見が出ました

 

それでも出た意見が面白かったので紹介。

・温暖化教育より国際教育が先だ。

・年寄りは現状をみて失敗したとおもっている。

・「今からしっかりやります!」といっても負の遺産を残したのになにを今更。

などなど、流石環境教育ミーティングの場に集まる人たちの意見。報告なので、ここは嘘をつかずにこういった課題もあるということ、真摯に受け止めたいと思います。そしてこの「評価する」ことによる課題の継続的な模索と解決に向けて今学校が変わる機会があることに注目していくことは必須です。

今回は「環境教育について、環境教育の場について話し合い、議論する」というテーマだった為、色々分かったこともありました。

ESDの視点をふまえる

2日目です。1日目を受けて、これから環境教育の場を考えるにあたり、ESDの視点もふまえて考えるということで、NPO法人ESD-J理事/中部環境パートナーシップオフィスの新海洋子さんからESDの話を聞きました。

皆さん「ESD」はご存知?

持続可能な開発の為の教育(ESD:Education for Sustainable Development)ということで、まずはこれを皆さんの言葉で置き換えて下さいという新海さん。皆それぞれに書きました。

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ESDについて話をする新海洋子さん

 

その中で、新海さんは、社会の抱える問題を自分の生い立ちを通して語ります。

平和活動を見て育った幼少時代、途上国への支援、支援、延々と続く支援の中で、いつになったらこの支援が終わるのかという感覚の中で、新海さんは教育が変わらなければ、ということに至ったといいます。

けれど文科省は、要項になければ入れることはできないという中、環境省で働くうちESDという新たな学校へのアプローチを見いだしました。

これはもう、ESDしかない。そう思い、これまで活動を繋いできたという新海さんに、皆聞き入っていました。

ESDは昨年10年を迎え、岡山で世界大会が開かれました。そのサイドイベントで、愛知県、名古屋ではこども会議が開かれ、全国から選ばれた小学生が集い、ESDの中にある文化、防災、生物多様性、エネルギーなどの現地学習で、様々なことを学び、これからの社会がどうあってほしいかを自分たちで考えました。

その最後に発表されたスピーチがこれです。

 私たちが考える「持続可能な社会」は、「未来を考え、お互いを思いやり、人間だけでなくすべての生き物が共に、幸せに生きる社会」です。

差別も不安もなく、平和で安全に、楽しく生活できる社会にしたいです。

しかし、今、私たちが生きている社会は、資源やエネルギーを無駄づかいし、自然環境を破壊しています。

世界のどこかで戦争がおこっています。

地域の伝統文化を伝えることが難しくなっています。

防災対策をしている人が限られています。

たくさんの問題があって、「持続可能な社会」とは言えません。

そして、こういった問題は、すべて、人とつながっていることがわかりました。

「持続可能な社会」づくりを難しくしているのは、とどまることを知らない人間の欲、自分勝手さ、わがままな気持ち、人々の意識や関心が低く、知識が少ないことなのです。

いろいろな問題の原因をつくっているのは人間ですが、それを解決していくのも人間です。

「持続可能な社会」をつくるために、私たちは、次のことを実行します。

・まだ知らないことがあるので、もっと現状を学びます。調べ、考え、参加します。

・たくさんの人に知ってもらう必要があるので、ESD を学校や地域の人に伝えます。

・身近に出来ることは提案し、行動し、実行します。

・命を大切にし、人と人とのつながりを深め、交流します。

ここで、子ども会議から、大人のみなさんに、次のことを提案します。

・戦争をしないでください。武力で解決しようとしないでください。

・世界の人々が協力して、どの国の人も教育が受けられる環境をつくってください。

・子ども会議のような、学び、考え、話せる場をもっとつくってください。大人もESDに興味を持って参加してください。

・知識も経験もある大人が、もっと私たちに教えてください。

・多くの人にESDを広めてください。ESDの考え方を広めて、今ある法律を変えてください。

・地域の人たちともっと交流をしてください。

・未来に目を向けて考えてください。当たり前のことを大切にしてほしいのです。 子どもができて大人にできないわけがないと思います。

子ども会議の私たちが考える「ESD」とは、「未来を考えて、行動すること」です。 みんながESDの主人公となって、今、これから、未来に向かって、ESDに取り組んでいきます。

ぼくは、リオ・サミットのセバン・スズキさんのスピーチを見ました。 これを見てぼくは、22年前と今が何も変わっていないじゃないか、ということを思いました。

私たちは本気です。

大人のみなさんも、本気になってESDに取り組んでください。ESDは、この世界の未来にとって一番大切なものなのではないでしょうか。

2014年11月12日

ESDあいち・なごや子ども会議

スピーチ(原稿):

http://www.esd-aichi-nagoya.jp/event/event/child/pdf/speech-j.pdf

子供達は純粋に、この学習を受けて必死に訴えかけをしたんだと思います。スピーチを聴いていて泣きそうになりましたが、子供達がすごいからではなく、今まで大人も言えなかったことを改めて子供の立場で代弁させているような気がしてなりませんでした。

大人が出来る議論・私たちに必要な場とは?

もちろん今回の環境教育ミーティングのテーマはESDではなく、ESDの視点もふまえての場についての議論。

集まった40人程の大人がワークショップをテーマで分かれて議論しました。

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それぞれ2030年にどんな環境教育が実施されて欲しいかを書いた

 

分かれたテーマは「2030年に環境教育はこうなっていて欲しい」というのをそれぞれが思い思いに書き、自分たちで似た意見の実行委員の元へ集まり話し合いに。

私の出した紙には「誰もが受けることができる環境教育。担い手も、受け手も楽しい環境教育」

ここに集まったのは年代もバラバラ20代学生から70代までの多様な人々。女性は私だけでしたが。

ファシリテーターをしながら私も話に参加して、このメンバーで初めに出てきた意見の多くは学校に関してでしたが、話をよく聞いていくと、課題は学校教育に今教育が集中しているという懸念が心の奥底にありました。

教育が「学校教育」だけでなく「地域教育」、「家庭教育」、「社会教育」と4つの車輪で動いていくもので、「環境教育」はその駆動である。というような視点を皆で見つけました。

そのバランスが今崩れている。バランスが崩れた理由として、世代間のギャップがあり、このギャップは今の若者が年上に対して感じているだけでなく、これからもずっと続いていく。

そういう観点から、世代間での対話と、話し合える機会やきっかけが必要ということで私たちのグループは場について考えました。

教育の四輪駆動ね。実際1日目大きな話に広がってしまった分、2日目の話し合いでものすごく良い場が持てたんではないかと個人的にすごく良い教育機会が持てたと思いました。

「誰もが受けることができる環境教育。担い手も、受け手も楽しい環境教育」の場がそこにはあったんじゃないか。

これから、環境教育ミーティングの実行委員も私たちが必要にしている場はどんな場なのか、これからどうすれば環境教育が広まり、理解しあえる社会になるのか考える為に、議論は続きます。

もし、環境教育ミーティングに関するご意見や、参加したい!という声があればぜひ実行委員に届けて下さいね。

それでは長くなりましたがこの辺で。

 

マレーシア・イスカンダル訪問〜アジアに広がる持続可能な低炭素地域づくり〜

京都事務所の田浦です。先月初めにマレーシアを訪れてきたので報告させていただきます。

イスカンダル・マレーシアへ広がるエコライフ

みなさん、気候ネットワークが実施している温暖化防止教育「こどもエコライフチャレンジ」がマレーシアへ広がっていることはご存知でしょうか。

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イスカンダルで使用されているワークブック(2013)

マレーシア、イスカンダル地域で昨年は80校で、エコライフチャレンジが実施され、去年に続き優秀校の児童たちが京都を12月に訪れ京都のエコライフチャレンジを体験しました。

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昨年参加校が実施したプレゼンテーションで、優秀校は京都への切符を手にした(2013)

 

その時、現地のソーシャル企業であるアイエム・キコウ(IMKIKO)と気候ネットワークはこどもエコライフチャレンジの実施に関する協力・連携についての「覚書」を締結しました。

2月7日から9日まで、マレーシアのイスカンダル開発地域を訪問し、低炭素スクール展示会への参加、環境未来都市フォーラムへの参加と報告、小学校訪問、こどもエコライフチャレンジ実施に関する会議等を行いました。

低炭素スクールの拡大を目指す

「持続可能&低炭素スクール展示会2015(SUSTAINABLE & LOW CARBON SCHOOLS EXHIBITION 2015)」がマレーシア工科大学(UTM)で開催されました。UTM低炭素アジア研究センターとジョホール州教育局が主催したもので、80の小学校・中学校が参加しました。当日は35の学校がポスター・ブース展示や発表などが行われ、各校のリサイクル活動、省エネ活動、マングローブの植林などの取り組みが発表されていました。気候ネットワークからも審査員に加わり、子どもたちや先生と交流を深めました。

日本内閣府主催の国外初「環境未来都市フォーラム」

ジョホールバルのシスルホテルで、環境未来都市フォーラムが開催されました。日本の内閣府主催で、イスカンダル地域開発庁(IRDA)、UTM等の共催、JICAマレーシアなどの協力のもと、国外では初めての開催でした。

研究者・専門家からの報告に加えて、日本の環境未来都市、環境モデル都市からの報告があり、京都からは、気候ネットワークの他、京都市地球温暖化対策室、京エコロジーセンターが報告を行いました。国立環境研究所の藤野純一氏から、イスカンダル地域の低炭素社会シナリオについて報告があり、研究成果が政策につながっていて、イスカンダルで実施されているこどもエコライフチャレンジが、低炭素シナリオ実現の具体例であると紹介されました。

イスカンダルのこどもエコライフチャレンジ展開

こどもエコライフチャレンジを展開するために、IRDA、UTM、IMKIKO、グリーン・アース・ソサイエティ(GES)との協議を行いました。

今年は、198校全校でエコライフチャレンジが実施されることになります。そのための体制づくりが検討され、IMKIKOが実施主体となります。マレーシアの教育事情等の違いによりプログラムが異なることは想定されますが、IRDAの責任者から「気候ネットワークのDNAを大切にしたい」との言葉があり、うれしく思いました。まずはプログラムづくりを行っていくこととなります。

今後の展開に期待しています。引き続き、ご支援よろしくお願いします。

田浦

Shimeishougakkou Educational Program(紫明小学校教育プログラム)

オランダのハーグ大学から気候ネットワーク京都事務所にインターンしているTKです。

こどもエコライフチャレンジ

2月4日、気候ネットワークはボランティア3名と一緒に温暖化防止のためのワークショップを実施しました。ワークショップに参加したのは北大路にある紫明小学校の児童です。10歳から11歳の5年生が対象でした。

ワークショップは「エコライフチャレンジ」と呼ばれ、「事前学習」、「実践学習」、「振り返り学習」の3段階で構成されています。この日は振り返り学習の日でした。

こどもエコライフチャレンジ・振り返り学習会

振り返り学習はいくつかのパートに分かれています。児童は4人ずつの班に分かれて学習します。パート1では導入で、気候ネットワークのスタッフが気候変動のトピックを紹介します。この日の話者、深水さんは温暖化の結果として世界で起きていることについてのおさらいをしました。そして、温暖化の原因が何であるかを説明しました。最後に、深水さんは地球の平均気温の上昇を2℃以下に抑えることの重要性を話しました。過去のCO2の排出が世界の平均気温に甚大な影響を与えたことを児童に示しました。地球の気温は過去132年間で0.85℃上昇したのです。

 

パート2では、児童のワークブックとエコライフ診断書が深水さんやボランティアスタッフから配布されます。

このワークブックには、児童が冬休み中に実施した温暖化防止のための取り組みについて書いています。例えば「エアコンの設定温度を20度以下にする」、「部屋を暖かく保つために断熱シートを使う」などです。深水さんは児童に冬休みに調べた電気の使用量を尋ね、京都市の平均使用量と比較しました。児童の使用量が京都市の平均より高い場合、この問題について家族で話し合って電気の使用量を減らす方法を考えるように促しました。

児童は大きな緑の紙の上に冬休み中に取り組んだことを書き出すように言われ、みんなで取り掛かりました。取り組みをできたこととできなかったことに分け、青い付箋にはできた取り組みを、ピンクの付箋にはできなかった取り組みを書いて貼り出しました。下の写真は、真剣に取り組み書き出しているところです。

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パート3では似た取り組みを探して、グループを作ります。できた取り組みとできなかった取り組みで一つのグループをつくります。この写真は、班の作業が終わったところです。

 

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パート4では、分けたグループに名前を付けます。例えば、テレビに関する取り組みや、エアコンに関する取り組みがあります。この写真では、児童がそれぞれのグループにつけた名前が分かります。次のパートは、最後から2番目にあたるパートです。児童はこれから挑戦することを発表します。冬休み期間中にできなかった取り組みが中心になっています。

 

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ワークショップの最後に班の発表があります。それぞれの班が、取り組みについて発表します。これは児童たちにとって他の班の取り組みについて考えるきっかけになります。そして、早い段階で取り組みについて議論するための絶好の機会です。

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ワークショップの間、児童はみんな熱心に参加していました。紫明小学校の児童は、一人ひとりの取り組みを通じて世界を変えることに意欲的になったように感じました。それはきっと、児童たちの子どもたちの代まで続いていくのだと思います。

 

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※写真撮影は先生の同意を得て行いました。

 

Shimeishougakkou Educational Program

On February the 4th, Kiko Network and three volunteers gave a workshop about climate change prevention. The school that the team attended, was Shimeishougakkou at Kitaoji. The team held a workshop for fifth graders, aged 10 and 11. The name of workshop was ‘Ecolife Challenge’. Eco life challenge consists of three parts. Preliminary learning session, practical session and reflective learning session. On that day, the students took part in the reflective learning session. The reflective learning lesson was divided in several parts. The students were split up into several groups. Each group consisted of four students. Part 1 is the introduction, where an employee of Kiko Network introduces the topic of climate change. On that day, it was Fukamizu-san. She reflected on what is happening right in the world as a result of global warming. Furthermore, Fukamizu-san explained what the causes are of global warming. At the end, Fukamizu-san expressed the importance of keeping the global temperature rise below two °C. Over the past centuries, studies has shown that CO2 emissions have an atrocious effect on the global average temperature. The temperature of the earth is increasing by 0.85°C in the past 132 years.

In the second part of the workshops, the student’s workbook and Ecolife report were handed out by Fukamizu-san and the volunteers. Each student wrote in his or her workbook what kind of prevention action they committed during the winter break. As an example, two prevention action were introduced. Such as setting the air conditioner temperature below 20°C and using an isolation sheet to keep the house warm. Therefore refraining the residents from increasing the temperature at home. Additionally, Fukamizu-san asked the students to check the electricity usage quantity and compare it with the average usage quantity in Kyoto. If it so happened that the usage was higher than the average in Kyoto, the students were requested to discuss this matter with their family and contemplate on how to decrease the electricity usage.

The students were asked to post their prevention actions on a large green paper. Every student’s prevention actions were posted. Their prevention actions were divided into two parts: did and did not do. The blue post-its showed the prevention actions that the students carried out. The pink post-its show the preventions actions that the students did not carry out. In the picture on the left, you can see that were very busy in dividing their prevention actions.

Part three consisted of finding similar actions and forming a group of them. The purposed group was formed by prevention actions the students did do and did not do. A group of students has completed their task, as seen in this picture.

Part four composed of naming the group the students had just formed. For example, prevention actions that were mainly concerned about the television or air conditioner. You can see in this picture that the students named their formed groups.

What follows next is the penultimate phase of the workshop. The students held a presentation on how to challenge themselves in the future. This mainly consisted of the prevention actions that they could not achieve during the winter break.

The final presentation was the end of the workshop. Each group presented their group’s prevention actions. This opportunity allowed the students to reflect on the other group’s prevention actions. In addition, it was the perfect moment to discuss early mentioned actions. All students participated eagerly during the workshop. It seems that the students of Shimeishougakkou are keen to change the world. Not only for themselves in the near future, yet also for their own children.

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*All of the pictures were taken with the consent of their teacher.

全国シンポジウム「市民が進める温暖化防止〜クライメート・アクション・ナウ!〜」教育分科会報告とお知らせ

こんにちは。京都事務所の環境教育・デザイン担当岡本です。寒い日に風が強くなってきてもうすぐ春の訪れかと待ち遠しい所でしょうか。今冬も雨や雪が降り、気候変動問題が少しずつ、確実に目に見えてきています。

そんな中、気候ネットワークが主催で毎年開催している全国シンポジウム「市民が進める温暖化防止」を今年は2月14日、15日の2日間にわたって開催しました。前日は雪が降って心配でしたが、たくさんの方にきてもらえて本当に嬉しく思います。

今日は2日目の分科会2で私が担当した所の流れをお伝えします。

イベント全体情報はこちらをご参照下さい。ニュースレター101号(3月発行)にも全体の報告を掲載予定です。どうぞご覧下さいね。

分科会2:持続可能な社会は消費者の自立から~環境教育と消費者教育の接点~

「消費者教育」ってなに?環境教育との接点は?

「消費者教育」と聞いてまずなにを思いますか?

詐欺に遭わない方法、買い物の仕方。消費者教育を実践する団体にも、そういった取り組みはたくさん見られます。

消費者教育とは、そもそも何の事?という反応を期待していましたが、2012年の12月には、「消費者教育の推進に関する法律」が出来ました。この法律こそ、この分科会で消費者教育をあえて取り扱うことになったきっかけで、そこにはこんな事が書かれています。

消費者教育の定義(第2条)

1.消費生活に関する基本的な知識を修得し行動に結びつける(消費者の自立を目指す)

2.消費者市民社会※の形成への参画意識を高める(消費者の社会参加を目指す)

※消費者市民社会とは(第2条第2項)

消費者が個々の消費者の特性および消費生活の多様性を相互に尊重しつつ、自らの消費生活に関する行動が現在及び将来の世代にわたって内外の社会情勢及び地域環境に影響を及ぼし得る物である事を自覚して、公正かつ持続可能な社会の形成に積極的に参画する社会をいう。

こんな標記になっていますが、要するには「消費者(私たち)の買い物や、お金の使い方」が事業者や社会に対する投資なんだという事を訴えています。

さて、私たちの毎日の支払いが社会への投資だという事は、言い換えれば私たちの毎日の選択が、どんな環境をつくるかに大きく関わってくるという事。世界の今最も深刻な問題のひとつとされる「地球温暖化問題」もその対策の期限を迫られている状況で、日本は環境NPOだけでなく、市民の理解と行動が必要です。

新しい流れをつくること

 さてこの分科会、消費者教育という分野に焦点をあてて、これから環境教育がどのように展開したり認知度を分野を超えて広がりを見せる事が出来るのかという可能性を見つける為の分科会でした。

分科会2ブログ
基調講演をする大本久美子先生(大阪教育大学)と進行の原さん(コンシューマーズ京都)

 

まず、大阪教育大学の大本久美子先生から、消費者教育の動きについてお話し頂き、消費者教育の中での新たな動きを共有しました。

その後、消費者教育のあり方ということで、滋賀グリーン購入ネットワーク(以下GPN)の松宮秀典さんからGPNの取り組み状況について、家庭科研究会の岸田蘭子先生、小田木あけみ先生から学校での取り組み、そしてひのでやエコライフ研究所の大関はるかさんから大学生と取り組む環境教育についての新たなかたちについての発表をしていただきました。

この分科会は、京都で環境問題に取り組む京都府地球温暖化防止活動推進センター、環境市民、コンシューマーズ京都、京エコロジーセンターの皆様に、協力を頂いて実施し、発表後の意見交換でそれぞれ参加していただきました。実際に活動している人達だからこそ、今回の会で色々な情報共有が行うことができ、その後の参加者との意見交換にとてもよい繋がりとなりました。

実は以前から環境教育を取り扱う人たちの間では、こういったトピックはかなり話し合われていました。その為課題もはっきりしていて、実践者同士が繋がる事、実施する事、実施する場と、やり方の検討をすることなどがあげられます。

今回で、まず一歩目の、繋がる事が出来たのではないかと思います。規模は小さくても、実施する事は、もともと実施していた人や、違った観点をもった人たちもかなり多かったのでこの場で本当に深い意見交換が出来たと思います。

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発表終了後の意見交換では会場からもたくさん質問が出ました

 流れを止めないことが大事

今回の会が、まずの一歩目であったとして、これから動きに関わっていく人達が確実に増えました。

これで「良い会だった。」で終わらせるつもりはなく、つなげる為に、実はもう一本企画をしています。

京都のお住まいの方はもしかしたらもうご存知かもしれません、今月27日(金)、28日(土)開催予定の「第11回京都・環境教育ミーティング」の場で、1日目に3時間ワークショップを行います。

「これから求める温暖化防止教育〜評価がもつ可能性〜」という仮称で、内容は、温暖化の情報が全国でも伝わっていくように気候ネットワークがこれまで京都市で実践してきた「こどもエコライフチャレンジ」や、京都府地球温暖化防止活動推進センターの「夏休み省エネチャレンジ」などの温暖化防止教育を比較し、それぞれの評価と課題探しをすることで、次へつなげていく為のヒント探しを実施するものです。

この場ではもちろん今回の消費者教育との連携の話も例としてあげることで、もっと幅広い視野で環境教育が広がるように進めていければと思います。ご興味もっていただけた方は、ぜひご参加下さい。(※事前申し込みが必要となります)

長くなってしまいましたがこの辺で。

京都環境教育ミーティングの報告についても、アップしますのでまたご意見などあればお待ちしております。

それでは。

親子エコライフチャレンジ〜ハンバーガーの向こう側〜

こんにちは。環境教育/デザイン担当岡本です。

先日ようやく来年1月号ニュースの入稿が終わり、新たなカラー版に四苦八苦していた私ですが、入稿が終わったすぐ後には環境学習のイベントが待っていました。

このイベントは、親子エコライフチャレンジといって、今年の夏、京都に住む小学生とその保護者を対象に、テーマごとの温暖化防止教育を実施するものです。

京都市環境政策局地球温暖化対策室が主催となり、気候ネットワークが企画と運営をしています。夏休みに実施してきたのですが、特別版の今回は、12月23日の祝日、朝から京エコロジーセンターで行いました。

「フードマイレージ」と「ハンバーガーの向こう側」

このプログラムの何より印象深いのが、どでかいハンバーガーが登場し、その材料達がそれぞれの日本までの長旅について語るという不思議な展開。特に学校での先生が関わっての実施が一番お勧めなのですが、今日は私と京都府地球温暖化防止活動推進センターの西澤さんに手伝っていただいての実施となりました。

このプログラムは、気候ネットワークが持っているアクティビティ集「プロジェクト・クライメート」の中のひとつで、食をテーマにしたプログラムになっています。フードマイレージというのは、食の環境負荷を測る指標のひとつで、これは「食べ物の重さ×運ばれる距離」で表します。

その食べ物の運ばれる距離が遠ければ遠い程、実は環境負荷が高いということを伝えています。地産地消などのキーワードとも繋がってきますね。

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地球温暖化でどんなことが起きているのかも考えます

 

ハンバーガーのこれからの展開

実はこのプロジェクト・クライメートも、作成されたのが2011年と少し前になるので今、京都府地球温暖化防止活動推進センターと協力してこのアクティビティ集の中から「ハンバーガーの向こう側」を含むいくつかのプログラムの修正と新たなプログラム開発を行っています。

これから色々な地域で、様々な主体が環境学習に取り組む事が出来るよう整備中なので、随時ブログでも報告していきたいと思います。またチェックして下さいね!

うれしい参加者からの声

今日のイベントの参加者は就学前の幼児から、小学校6年生までの児童と、親御さん合わせて10名で、ゆったりした休日の雰囲気の中、環境によい食べものについて考える会になりました。

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地球儀を使って旅した距離を測ります

 

私はもちろん楽しく実施させていただいたのですが、終わりにご参加頂いた親御さんから「今まで考えた事のなかった事だったので、とっても面白かった!」というお声を頂きました。

今回、もっと多くのご家族に参加してもらえれば良かったな。という反省もありますが、良い意味で捉えて次にいかしたいと思います。

今月26日、ご予定は?

以上、ステキな仕事納めの報告のようですが、もちろん今週末にはニュースが出来上がるので、会員の皆様にお届けするという大事な仕事が残っています。今回はボランティアも手伝いにきてくれるみたいなので最後までしっかり頑張りたいと思います。

ボランティアできますよ!という方もぜひぜひ26日の午後は気候ネットワーク京都事務所へお立ち寄り下さい。

それでは皆様、良いお年をお迎え下さい☆

夏休み!親子向けの環境教育プログラム~フードマイレージゲーム~

気候ネットワークインターンの金設賀です。

8月7日、伏見総合庁舎でフードマイレージのゲームが開かれました

 8月7日の親子エコライフチャレンジは、伏見総合庁舎の1階のホールで、フードマイレージについて調べる「たべものの住所」というゲームでした。

 プログラムの前には、参加した家族に家庭に関するエコライフチェックを行い、帰るときに調査結果を知らせ、省エネの意識を高めてもらいました。

フードマイレージゲームとは?

 ゲームは昔と現在の2チームにわかれて、当時の家族になったという設定で、今日の晩ごはんの買い物をしてもらうことでした。様々な食材料のカードを机の上に並べ、家族ごとに食材料を選んでもらう形でした。

 実は、このゲームは、子どもたちに二酸化炭素の排出量の深刻さを体感的にわかってもらうゲームです。選んだカードの後ろに二酸化炭素排出量の星がついていて、海外から輸入された食材料と買い物する時に使う交通手段によって、より二酸化炭素が排出されることがわかります。

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選択した食材料の原産地を探している様子

 その中で、子どもたちは、昔と今で日本の交通環境が変わったことなどについても、自然に学べました。

子どもたちがナチュラルに環境意識を持つように

 このゲームを通じて子どもたちは、「今度から買い物する時に、自転車や歩いていける距離で買い物に行き、できるだけ国産のものを選ぶ」との感想を言ってくれました。

 午前にはゲームの手伝いをして、午後は自らが参加して子供の目線になってフードマイレージのゲームをしましたが、今回のゲームは子供の目線で、楽しく環境にやさしい方法を知ることができたと思いました。

たのしく環境について学べるチャンス

 私の子供の頃には、学校の授業以外に、他のところから、環境について楽しく学べる機会がなかったです。また、学ぶ手段も、教科書しかなかったので、環境にやさしくする重要性などについて楽しく考える機会がなかったです。

 そのため、今回の取り組みを通じて、もし、子どもたちがこのような機会に接することが増えたら、子どもたちが成長していく中で、環境へ配慮できる子がより多くなるだろうと思いました。

 この活動を通じて、エコに関する勉強が本当にたくさんできました。親子エコライフチャレンジに参加して、子どもたちにエコに関することを教えることを見ながら、日々自分もエコの実践をしなければならないと感じました。まだまだ知らないことがたくさんあるので、気候ネットワークのボランティアや勉強会に参加してもっと色々学びたいと思っています。

夏休み!親子向けの環境教育プログラム~家電製品の電力消費を調べる~

 こんにちは。韓国から参りました。金設賀と申します。日本の地球温暖化防止活動について知るために、気候ネットワークにインターン生として参加しました。

 現在は、立命館の産業社会学部に留学生として通いながら、多くの日本人と外国人の友達に出会いながら勉強しています。卒業後も日本で、就職したいと思っています。

今回気候ネットワークの夏休み期間を利用した、親子向けの環境教育プログラム実施に2日間にわたって関わりました。その様子を、2回に分けて活動報告をします。

家電製品を調べ、電気の節約について考える

 8月5日、洛西総合庁舎で小学生を含んだ家族を対象としたエコライフチャレンジの夏休み特別イベントが行われ、そこへお手伝いとして参加しました。

総参加下家族は午前1チーム、午後2チームでした。

 プログラムが行われる前、各家族に、エコライフチェックシートを配り、一ヶ月電気使用量などを聞いて各家族が、どのぐらいエコライフをおくれているのかを診断し、電気節約の意識を高めてもらいました。

子どもたちの興味を引き出す

 プログラムの内容は、まず、夜に地球の外から見た世界地図と東京と大阪の様子を見せることで、電気(照明)に対する子どもたちの興味を引き出しました。その後、子どもたちに電気がどこからくるのかをわかりやすく知ってもらうため、今住んでいる関西地方の地図を広げ、子どもたちが直接、自分の家と原発や水力発電所などのアイコンを置いてもらうというゲームなどで、実際使っている電気の流れについて学習しました。

実際に使っている家電製品の電力使用量に驚き!

その後、身近な家電製品を並べ、電力使用量について皆で一緒に測ってもらいました。ドライヤーや携帯の充電器やアイロンなどの電力使用量について電力使用量測定器や、サーモメーターを使って測っていく中で、皆は、これだけ電力を使うんだと驚きの反応を見せていました。

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白熱電球と省エネ電球比較器と電力使用量測定器

 

 子どもたちは、自分たちが住んでいる場所の地図を使ったゲームや、実際に使っている家電製品の電力使用量を測ってもらうことで、幼いうちから、省エネの感覚を自然に身に付けることができたと思いました。また、このプログラムを参加することで、親や、家庭にも省エネへの関心を引き出すことができたことで、実際にこれから節電に取り組んでくれるのでは、と感じました。

第二回に続く!)

インターンの先輩に聞く!!~コミュニケーションの基本は笑顔~

皆さん、こんにちは!今回、インターン企画の先輩インタビューを担当している矢野絢香です。

私は京都生まれ京都育ちの生粋の京都っ子。京都産業大学の法学部三年生で、就活を目前に控え「就職とはなんぞや?」と考えインターンをすることに決めました。NPOや気候についてまだまだ知らないことがたくさんありますが、日々学び成長していきたいと思います!

インターンの先輩に聞く!!

さて、8月11日に気候ネットワーク京都事務所にて、2011年度の先輩インターンで現在はリース会社にお勤めの岡野翼さんにインタビューをしました。

岡野さんはインターン時代には、温暖化防止教育プログラム「こどもエコライフチャレンジ」という事業に参加されていました。


 

インターン先に気候ネットワークを志望した理由は?

インターン先にNPOを志望していました。偶然友達が気候ネットワークを紹介してくれてここにすることに決めました。最初は気候についての知識もなく興味もなく、どうしようかと思いました。しかし、職員の皆さんと触れ合いエコチャレに参加することで充実した夏がおくれたと思います。

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インタビューにこたえる岡野さん

こどもエコライフチャレンジで印象に残ったことや出来事は?

ある小学校の学習会で、うまくこどもの意見を引き出すことができず、悔しい思いをしました。でもそれで終わりにせず、次の機会、また次と何度か学習会に参加し、こどもたちから話をきけるようになりました。その中で、相手の目線に立って考えることの重要さやいつも笑顔で親しみやすい雰囲気で接することの大切さに気付くことができました。それは社会人になった今仕事にも活かされています。


 

インタビューを終えて

 今回のインタビューでは、岡野さんが学生時代から物事をポジティブにとらえ、チャレンジを続けられたこと。それが、インターンシップで気候ネットワークの事業で活かされ、当時の経験が、今の岡野さんのタフな仕事でも役に立っていることがわかりました。

岡野さん、ありがとうございました!

 

 

 

親子エコライフチャレンジ「ハンバーガーの向こう側」~フードマイレージについてこども達と考えてきました!~

はじめまして!この夏インターンシップ生として気候ネットワークに参加することになった伊藤早紀です。立命館大学産業社会学部の2回生で、現代社会を専攻しています。

環境教育に興味をもってインターンに

気候ネットワークの環境教育プログラムである「こどもエコライフチャレンジ」に興味を持ち、インターンシップへの参加を決意しました。こども達に危機的状況にある環境問題について知ってもらうため、私自身も知識を増やしながら参加していきたいと思っています。

親子エコライフチャレンジ~ハンバーガーの向こう側~

気候ネットワークが県内の各小学校で行っている「こどもエコライフチャレンジ」の親子版である「親子エコライフチャレンジ」が、7月23日から8月7日にかけて全7回開催されました。家庭でできる様々なエコライフの取り組みについて、親子で楽しく学ぶことがこのイベントの目的です。

私は、7月31日に京都市中京区にあるこどもみらい館で開催された「ハンバーガーの向こう側」というテーマのアクティビティに参加し、夏休みまっただ中の小学生とともにフードマイレージを学んできました。

ハンバーガーで学ぶフードマイレージ

フードマイレージという言葉は耳にしたことはあっても詳しくはわからない…、という方も少なくないのではないでしょうか。フードマイレージとは、食料が生産されてから消費されるまでにかかる移動距離のことを表わしていて、このマイレージが低ければ低いほど環境にやさしいとされています。

当日は、はじめにこども達へ給食を例に挙げながらフードマイレージについて説明した後、巨大ハンバーガーの模型を用いてよりグローバルな視点から、私たちが普段食べている食料のフードマイレージについて知識を深めてもらいました。

地球儀とテープを用いて、小麦の生産地であるオーストラリアから京都までの距離・牛肉の生産地であるオーストラリアから京都までの距離を測定した際には、北海道から京都までを測ったテープとの長さの違いに、こども達はもちろん私まで驚かされました。

フードマイレージを小さくするために

最後にフードマイレージを小さくするためにどんなことができるかを参加者全員で考えたところ、いくつかの案の中のひとつとして地産地消があがりました。この地産地消という言葉も近年よく耳にする言葉ですが、なぜ地産地消が良いのか、意味をしっかり理解してから聞くと、その前後で言葉の重みが増したように感じます。

この日参加してもらった約10組の親子には、自己診断をもとに作成したエコライフチェックシートをプレゼントし、普段の生活の中での資源の使用を見直してもらうきっかけづくりを行いました。

参加してくれたこども達が友達に広めて、その友達が家族や友達に広めて…、というように輪がどんどん大きくなってくれることを私も地球も願っています。