京都市等と協働し、京都市立の小学校全校で温暖化防止教育事業「こどもエコライフチャレンジ」を実施しています。京都市の成果をもとに、他地域にも取り組みを広げています。

地球温暖化防止・環境教育の「こどもエコライフチャレンジ」は、小学4年生〜6年生を対象とした、実践・振り返り型の温暖化防止学習プログラムです。2005年からスタートし、京都市立小学校全校で実施しており、未来の担い手の育成と同時に、子どもを通じた家庭・ボランティアを含む地域でのエコライフの浸透、学校における省エネの推進や、企業の地域貢献活動(CSR)の推進などを目的として活動しています。

これまでの経緯

こどもエコライフチャレンジは、気候ネットワークと京都青年会議所との協働事業として、2005年度にスタートしました。2005年度当初は1校(常磐野小学校)、2006年度は3校(御室小学校、乾隆小学校、常磐野小学校)に拡大していきました。
2007年度からは、京都市との協働事業として、京都市地球温暖化対策室、京都市教育委員会との協力の下で、実施校を11校に、2008年度は50校、2009年度は100校で実施してきました。2010年度から京都市立全校での実施しています。2019年現在までの参加児童数は延べ10万人以上にのぼります。

さらに2015年からは2018年末にかけて、JICAの草の根技術協力事業としてマレーシア・イスカンダル地域での脱炭素社会づくりの一環として、マレーシア版こどもエコライフチャレンジの実施をサポートしてきました。その結果として250を超えるイスカンダル地域の小学校全てで実施されるようになっています。

実施体制

当事業は、2008年度より京都市主催の事業として実施しており、気候ネットワークはこの事業の企画・運営を担っています。
主催:京都市環境政策局地球温暖化対策室
共催:京都市教育委員会、(有)ひのでやエコライフ研究所、(公財)京都市環境保全活動推進協会
企画・運営:特定非営利活動法人気候ネットワーク

学習の流れ

前期は、5月から7月にかけて温暖化問題に関する事前学習会を実施、夏休み期間にワークブック(子ども版環境家計簿)を夏休みの宿題として実施してもらい、夏休み終了後9月から11月にかけて夏休み期間にエコライフに取り組めたかどうかの振り返りと、目標設定を含む学習会を行います。
そして、後期は冬休みを挟んで同じように11月から冬休み前まで事前学習会を行い、冬休み期間にエコライフにチャレンジしてもらい、冬休み終了後、1月中旬から2月にかけて振り返り学習会を行ないます。

時 期内  容
4月~5月学校スケジュール調整
5月~7月夏期・事前学習会の実施
8月教材を使用した家庭でのエコライフの実践
9月冊子の回収・データ入力作業
9月〜10月夏期・振り返り学習会の実施
11月〜12月冬期・事前学習会の実施
1月冊子の回収・データ入力作業
1-2月冬期・振り返り学習会
夏期と冬期の「事前学習会」と「振返り学習会」は同じ内容です。

教材・ワークブック(子ども版環境家計簿)紹介

「こどもエコライフチャレンジ」はエコライフチェック・調査編・実践編の3ステップで構成されています。 家庭のなかにある電気を使うものやエコラベルのついた文房具を調べ、お店での環境に関する取り組みを調べるなどの項目で構成されています。



ボランティア募集

こどもエコライフチャレンジに参加していただけるボランティアを随時募集中です。

関心ある方は、気候ネットワーク京都事務所までお問い合わせ下さい。多くの方に、参加して頂いています。
こちらのページもご参考ください「こどもエコライフチャレンジ・ボランティア募集」

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