プレスリリース

気候ネットワーク、みずほFGへの株主提案の継続を決定

2020年5月1日
特定非営利活動法人気候ネットワーク

 気候ネットワークは、2020年3月13日に、株主として、みずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)に対し、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に従って、気候関連リスクおよびパリ協定の目標に整合した投資を行うための計画を開示するよう求める株主提案を提出しました。
 その後、みずほFGが「サステナビリティへの取り組み強化について」と題する方針の強化を発表したことを受け、その内容を分析するとともに、みずほFGとの対話を通じて、本提案に対する対応について検討を行いました。新たに示された方針では、同社が新規の石炭火力への投融資等を行わないとするなど、みずほFGが、サステナビリティへの取り組み強化に踏み込んだことが確認できました。私たちはそのことを歓迎しています。一方、同社のビジネス戦略を評価し、それがパリ協定と整合しているかどうかを判断するために株主が必要とする情報を提供するには、なお不十分であるという結論に達しました。
 そのため、気候ネットワークは、引き続き、みずほFGに対してパリ協定の目標に沿った投資を行うための指標及び目標を含む経営戦略を記載した計画を開示することを約束するよう求めていきます。

投資家向け説明資料(アップデート版)
みずほFGの方針に対する株主提案の継続の必要性について(リンク

関連リンク
【プレスリリース】みずほフィナンシャルグループの株主として 日本初の気候変動に関する株主提案を提出(2020年3月16日)(リンク

【プレスリリース】石炭火力への投融資方針厳格化を歓迎、 ただしさらなる強化が必要~みずほFG新方針に対する声明~(リンク